【メディア初心者必見!】クリエイティブチェックの三か条!

井上 佳美

 メディアマンになれば一度は経験するクリエイティブチェック!

 クライアントからの依頼をクリエイターの方に伝える作業ってよくありませんか?中でも、こんなお悩みを抱えた方はたくさんいらっしゃると思います。

“クリエイターの方に指示書を渡しても上手く伝わらなかったり、双方の見落としによって何度も修正をかけたりすることがよくある・・・”

 何度もやりとりを重ねるとストレスになりますし、できるだけ修正は少ない方が良いと思います。そこで初心者の方が気を付けた方が良い、クリエイティブチェックの極意をご紹介いたします。これを実践するだけで各段と工数が減り、さらにメディアマンとして信頼されるようになるはずです!

其の一、必ず出力で確認

其の一、必ず出力で確認

 出力で確認するメリットは、大きく3つあります。

①パソコン上で確認するよりも見落としが減る
②紙だからすぐ赤入れできる
③パソコン特有の操作ミスは起きない

 パソコンで確認していると、スクロールしすぎて見落としていることがありますよね。出力だとその見落としがありません。確実に全てをチェックできます。

 また、「ここを修正したい!」と思った箇所にすぐに赤入れできることも大きなメリットではないでしょうか。パソコン上ではどうしても細かな修正依頼は記入できませんが、出力であれば修正したい箇所に直接書くことができます。

 クリエイティブチェックを行う際はパソコンだけでチェックするのではなく、必ず印刷をして出力で確認を行うようにしましょう!

其の二、修正依頼は出力したものに修正箇所を記載してメールと合わせて送る!

其の二、修正依頼は出力したものに修正箇所を記載してメールと合わせて送る!

 修正依頼の中で最も困るのが、メール上に修正依頼の内容だけ記載して、音沙汰無しの場合です。指示を出した側はきっと「わからなければ連絡が来るだろう・・」くらいのスタンスです。でもそれって不親切ですし、支持を受けた側からすると意外と理解しにくいものです。

 修正依頼を出す方は相手にきちんと伝わることを意識することが大事です!だから修正依頼を出す時は修正箇所をメール上に記載し、合わせて必ずペンで修正箇所を書いた出力のPDFなどを添付しましょう。

 この際に気をつけたいのは、「きれいな字で書く」こと、「共通の言葉を用いる」ことです。きれいな字で書くことはもちろんですが、共通の言葉を用いるというのは、「自分だけ」もしくは「社内だけで用いる言葉」を使わないということです。普段社内で何気なく用いている言葉でも、他社の方には通じない言葉があります。

其の三、受けた内容をそのまま伝えない!

其の三、受けた内容をそのまま伝えない!

 修正依頼を行うときに依頼する側と受け取る側で“認識の違い”が生まれることがあります。クライアントからの依頼をそのままクリエイターの方へ渡すと、この“認識の違い”がよく生まれます。

 例えばクライアントから「もう少し“濃い赤”にして下さい。」と依頼されたとします。これに対して、あなたがクリエイターの方にそのまま「もう少し“濃い赤”にしてください!」とお願いすると、クライアントとあなた自身とクリエイターの中で“認識の違い”が起こります。

 “赤”と言っても、赤には桃色に近い赤から真紅のような真っ赤な色まであり、人によって“濃い赤”の定義は異なります。

 あなたが出来上がったクリエイティブに満足していても、クライアントに確認してもらうと、思っていた色と違う!と言われるかもしれません。依頼された内容はより詳細に、しつこいくらいに確認しておきましょう!

 上記の内容は初心者の時に起こりがちなミスです。どうすればうまくディレクションできるかを模索している方は、ぜひ参考にしてみてください。


著者

井上 佳美 (Inoue Yoshimi)

福岡県出身。北九州市立大学外国語学部卒業。
学生時代、アメリカ(コネチカット州)で開かれた国際環境会議に参加。他にも学生団体を通して音楽フェスティバルやボランティア活動に勤んだ。その経験から“どんなところでも自分の成果を出せる人間になりたい”と大学の外国語学部英米学科で学ぶ。
その後、建築系会社でセミナーや見学会、自社情報誌のライティングなど多岐に渡る業務を担当し、1年間で固定客を倍にする。
趣味は旅行。写真集に収められた風景と同じところに行くことが好き。
また、小学生の間『日本舞踊』を続けていたため、浴衣の着付けができることが自慢。
売れるネット広告社2018年度上期「社長賞」、売れるネット広告社2019年度上期「社長賞」、売れるネット広告社2019年度下期「MVP賞」受賞。
通販エキスパート検定1級(通販マネジメント編)保有。

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