今どきアプリ?「Yappli」で時代に乗り遅れるな

ECのミカタ編集部

「Yappli」がポイントカード機能付アプリ提供開始

 ファストメディア株式会社が提供するiOSとAndroidのアプリをブラウザで簡単に制作できるサービス「Yappli」は、株式会社オゾンコミュニティが運営するアパレルブランド「HYSTERIC GLAMOUR」において、2016年7月8日より、ポイントカード機能付アプリの提供を開始した。

 「Yappli」とは、高品質なアプリをブラウザから簡単に制作することができるサービスであり、制作にかかる作業も、「使いたい機能を選び、デザインを設定し、コンテンツを登録」といったわずか3ステップで完了してしまう。

 また「Yappli」の特徴の一つには、クラウドサービスの特徴を活かし、常に最新の機能を利用してアプリを運用できることがある。そのため、事業者は最新の機能で最適なサービスをアプリ利用者に提供し、顧客満足度を上げることができる。

 そして今回、新たに「HYSTERIC GLAMOUR」のポイントカード機能付きアプリが提供されることで、具体的にどのような効果を期待できるのだろうか。

オムニチャネル、CRM、アプリがみせる進化

 「HYSTERIC GLAMOUR」のアプリを使って実店舗でポイントを貯める場合、アプリの画面上に表示されるバーコードを店員に提示することで、購入金額100円ごとにポイントを貯められる。

 オンラインストアでのポイントも、7月8日よりスタートした「HYSTERIC GLAMOUR FANCLUB」というオムニチャネル会員サービスで、実店舗との共通のポイントを貯めて使うことができる。

 また、貯まったポイントは1pt=1円から実店舗でもオンラインストアでも利用することができるため、顧客は思い立ったらすぐにポイントでの買い物を楽しむことができ、事業者側はECでも実店舗でも売り上げを上げることを期待できるのだ。

 スマートフォンの普及に伴って広がりをみせるアプリだが、今回のサービスのように、EC事業者が顧客と接点を持つ上でも欠かせないツールとなっている。

メルマガとプッシュ通知の開封率

 ”顧客と接点を持つ”という意味では、多くのEC事業者がメルマガなどで情報発信をしているかと思うが、実際、「Yappli」の複数アプリで実施したプッシュ通知の開封率が30%なのに対し、アメリカの企業mailermailerの調査によると、メルマガの開封率は10%なのだ。

 こうした結果を踏まえても、いかにアプリが時代の流れに合ったツールなのかということがよくわかる。ポイント制度で顧客へのサービスを充実させるツールとしても、顧客への情報発信ツールとしても、アプリが更なる進化を遂げて新たな角度でEC業界へ良い影響を与えてくれるかもしれない。

メルマガ会員


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事