東南アジア越境EC進出の鍵「台湾」攻略①国民性から見るヒント

ECのミカタ編集部

 越境ECに挑戦したいとは思いつつも、情報が少なく、なかなか挑戦できないというEC事業者も多いのではないだろうか。そして、やっと得た情報も、果たして正しい情報なのか怪しい部分もある。そこで、ECのミカタは、実際にEC市場として注目されている国に向かい、その国の最新の市場について調査してみた。

 今回は、中国市場参入を考える日本のEC企業にとってテストマーケティングに最適な場所である台湾へと向かい、越境ECの可能性を探ってきた。

 まず第一弾は「台湾の国民性から見る日本企業参入のヒント」を、そして第二弾は「台湾のインフラ事情そして越境ECの課題」について紹介していく。

東南アジア越境EC進出の鍵「台湾」攻略②インフラ事情と越境ECの課題
https://www.ecnomikata.com/ecnews/11222/

台湾攻略の資料ダウンロード
http://ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=11225

中国よりもまず台湾!EC市場規模は?

 台湾は、人口およそ約2,350万人(2016年4月時点)からなる島国であり、国土としては日本の九州ほどの大きさを持っている。漢民族の文化をベースとしながら、アメリカや日本の外来文化を受け入れており、特に1895年から1945年まで続いた日本の統治時代の影響を残す日本の文化は各所にみられ、世界有数の親日国としても知られている。

 台湾の国民性としては、まず共働きが主流であり、女性も男性と同じように積極的に仕事に取り組む。そのため富裕層が多く、また、物価は日本と比べても安いため購買率が高い。ECは台北を中心とした都市部で発展している。

台湾のEC市場推移(台湾産業情報研究所)詳細についてはこちらから→http://ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=11225

 気になるEC市場としては、台湾のシンクタンクであるMIC(台湾産業情報研究所)が発表したデータによると、2014年のBtoCそしてCtoC市場合わせて8,833億元(日本円でおよそ3兆5千億円)に達している。

 ちなみに、同年の日本のEC市場規模(BtoC)は12.8兆円であった。年15%の成長を遂げていることからもわかるように、台湾では企業のEC事業への参入が多く、競争が激しいため、他社と差別化を図り成長していくためにも、今後は新しいマーケティング活用としてO2O戦略やビックデータの分析・応用が鍵となってくる。

 なお台湾の経済事情については、こちらからダウンロードすることができる。(http://ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=11225

 こうして台湾のEC市場が拡大している背景には、先述でも記した台湾の国民性が深く関わっているのだ。

台湾の国民性から見る日本企業参入のヒント

 台湾では共働きでの働き方が主流ということから、買い物に行く時間が省けるECが多く利用される。しかし、共働きということはECを利用しても自宅で荷物を受け取ることができない。

 そこで一般的なのが、コンビニでの商品受取とコンビニ決済だ。実は、台湾の人口がおよそ2,350万人なのに対して、コンビニの数は約1万店も存在しているのだとか。日本ではまだコンビニ受取という手法が一般的ではない為、あまりイメージがしにくいかもしれない。

 また、女性が自分で自由に使えるお金を稼ぐことができるため、台湾のEC企業は女性をターゲットに商品を販売している場合が多いのも特徴的だ。

 台湾では、共働きの夫婦が一般的であるため、自宅で食事をすることよりも、値段の安い屋台が人気なのだとか。また、写真奥に写っているように、多くの人が移動手段としてバイクを利用している。

 そして、モバイルシフトが顕著であることも、ECに大きく影響している。2015年のスマートフォンの普及率は73.4%に達しており、日本と比較しても中高年を含む一般人のFacebookやLINEの利用度が圧倒的に高い。Facebookの人口普及率に関してはアジアでも台湾がトップであり、またLINEも全国民の70%以上が利用登録を行っているため、そうしたSNSで商品に関する情報を収集している。

 商品の売り方としては、「○○を買ったら○○割引します」「○○個買ったら更に1個差し上げます」など、購買意欲を刺激するような方法が効果的であり、クーポンなども好まれるため、いかにその商品がお得なのかをみせることがポイントとなってくるだろう。

 日本企業が台湾向けに越境ECを行い成功させる為には、こうした台湾の国民性が重要なヒントとなりそうだ。しかし、国民性だけを理解しても、国内のインフラ事情や越境ECの可能性について情報を得ることができなければ、本格的に事業参入を試みても、多くの人が無駄足を踏むことになるだろう。

 しっかりとその国民性は勿論のこと、決済などごくごく当たり前のところの理解をして、それにふさわしい戦略と仕掛けをもってして、初めて意味を為す。だからこそ、今回のこの資料を活用いただきたいと思った。(http://ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=11225)。

 そして、次回は「台湾のインフラ事情そして越境ECの課題」について紹介していく予定だ。台湾で越境ECを成功させるには、理解なくして先へは進めない。間もなくECが開花をしそうなこの台湾市場において、今やらずしていつできるのだろうか。今から研究して、行動あるのみだ。台湾を良く理解し、是非自社の越境EC施策のヒントにしてみてはいかがだろうか。

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