東京ファッション・ウィークとAmazonが10月にコラボ

ECのミカタ編集部

毎回5万人以上の来場者「東京ファッション・ウィーク」

 一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)とアマゾンジャパン合同会社(以下、Amazon Japan)は、Amazon Fashionが東京ファッション・ウィークにおける冠スポンサーに決定したことを発表した。これに伴い、今年10月に開催予定の第23回東京ファッション・ウィークより、新たに「Amazon Fashion Week TOKYO」として開始する。

 東京ファッション・ウィークは、今シーズンで12年目(23回目)を迎える。毎回5万人以上の来場者を誇り、今年3月からは、公式会場の渋谷ヒカリエに加え、表参道ヒルズも主会場に加わった。さらに、フランスのAFP通信社とのオフィシャルメディアパートナー契約により世界に向けての発信を強化するなど、BtoBのみならず、BtoCへの認知・拡大をめざし進化を遂げている。

 そんな東京ファッション・ウィークを主催するJFWOは、ファッション・ビジネスも国際競争強化を図るため、官民一体で日本の高品質、高感度な繊維素材やファッションのクリエーションを世界に向けて効果的に発信し、東京にファッションの発信拠点を整備する取り組みを行うために設立された団体だ。

 世界におけるAmazonのファッション業界に対しての貢献は、2012年にMet Galaの協賛にはじまり、“メンズ・ニューヨーク・ファッション・ウィーク”のスポンサーシップの実現、ファッションを志す学生をサポートする“Amazon Fashion Studio Sessions”の開始、さらに、ニューヨークとロンドンに2つのフォトスタジオを開設し、今日に至っている。

「Amazon Fashion Week TOKYO」についてのコメント

Amazon Japan 社長 ジャスパー・チャン氏
「ファッションはAmazon Japanにおいても急成長分野の一つです。この度、東京ファッション・ウィークの冠スポンサーとして、JEWOと協業できることを大変嬉しく思っています。Amazonはお客様を最も大切に考え、お客様がファッションやアクセサリーをオンラインで購入する際に、Amazon Fashionを選んでいただけることを目指してまいります。また同時に、今後Amazonがファッション業界を継続的にサポートしていくことを示していきたいと考えています。」

Amazon Fashion バイスプレジデントのジェームズ・ピータース氏
「Amazonは、お客様が求めるファッションブランドを、迅速な配送とお客様にとって簡単な返品サービスによりお届けすることを目指しています。Amazonのグローバルなプラットフォームを新進デザイナーやファッション業界で活用していただく機会を増やすことで、お客様にご提供可能なブランドや商品セレクションをさらに幅広くしていけると確信しております。東京ファッション・ウィークの冠スポンサーとしてJFWOと協業し、日本に基盤を置くデザイナーたちのコレクションを披露する場をサポートしていけることを楽しみにしております。」

JFWOの三宅理事長
「Amazon Fashionのスポンサーシップによって、東京ファッション・ウィークは刷新し、日本のファッションは更なる高みを目指し、これまで以上により多くの世界のお客様に日本のデザイナーのクリエーション、特に新興系のデザイナーの商材を知っていただける機会となることでしょう」と述べ、「Amazonは、e-コマース上の取引だけでなく、ファッション業界のためのチャネルとして存在を強めてきています。今後、AmazonとJFWOとのコラボレーションは、東京ファッション・ウィークにおける素晴らしい未来を約束してくれるものと確信しています。」

イベントの裏に隠れた可能性

 そもそも、ファッションにこだわる理由とは何だろうか。その理由の一つに「自己表現」があるだろう。ファッションは、その人自身のことを表しており、「個性」があるため、1人1人のファッションが異なる。また、いつもとは少し違った雰囲気のファッションをすることにより、気分転換やイメージチェンジに繋がる。

 そのようなファッションアイテムの買い物にAmazonをはじめとしたECが大活躍する。以前までは、洋服を店舗で実際に見て試着をして購入することが主流だったが、最近ではECも進歩しており、試着をすることはできないが、ユーザーにぴったりなサイズを提案してくれるようになった。また、買い物時にクーポンを発行するなど、お得に購入することができる。

 その自己表現をするファッションに対して、amazonというと、どちらかというと、日用品など、書いやすいものを買いやすいタイミングで購入するという事で、イメージが相容れない。だからこそ、こういうイベントを通し、ファッションの日常にamazonが飛び込む意味がある。ファッションの日常にamazonが寄り添い、日用品と同じように便利に買い求めるようになっていくとすれば、このイベントへのスポンサーになる意味もあるだろう。

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