第7回・後期「通販エキスパート検定」の詳細が決定

ECのミカタ編集部

 EC業界初心者が挑戦する率が高い「通販エキスパート検定」。元々は、業界従事者・新規参入者・周辺企業といった業界への就職を希望する学生に対して、通販の基礎知識や最新の関連法律・ECの動きなどを広く検知させたい思いから作られた検定だ。

 第7回・後期「通販エキスパート検定」が12月4日(日)に東京と福岡で開催されることとなった。今回は、その「通販エキスパート検定」について解説していく。

通販業界には欠かせない知識を身に付けることが目的

 通販業界の2015年度売上高は、前年比5.9%増の6兆5,100億円と成長している。インターネットの躍進が顕著な上にメーカーや店舗など新規事業者の参入も活発化しており、今後も有望なマーケットと予測ができる。そのため、マーケットが成長するほど通販業務に携わる人の責任は重くなり、通販の基礎知識から関連法、コンプライアンスまで幅広く学ぶ必要性が高まってきた。通販エキスパート協会は、このような状況を鑑み、業界の健全な発展のために「通販エキスパート検定」を実施してきた。

 通販エキスパート検定では、様々な方面からの要望に応え、通販の仕組みや媒体・マーケティング戦略、EC施策、顧客対応、バックヤード施策、コンプライアンス、関連法律など、通販業界には不可欠な幅広く専門的知識を身に付けることを目的としている。

 受検対象者は、通販事業者だけでなく、コールセンターや物流、印刷、決済、ECサポートなどを手掛ける周辺事業者や小売業関係者、ネット通販などで新規参入を目指す人、また通販に関心がある一般の人など、つまり誰でも受検が可能ということだ。

受検者の要望に応え、新たな項目を追加!

 通販エキスパート検定の「3級」と「2級」の取得者も増え、合格者からさらなる上級レベルの試験を要望する声が上がっていたため、より高レベルの「準1級」を立ち上げ、「法律編」「ECマーケティング編」「CRM編」を導入した。なお、昨年はかねてからの要望に応えて、さらに特級レベルの「1級」を導入していた。この1級は、通販のマネジメント実務に特化した「マネジメント編」として、部課長やマネージャークラスのミドル・マネジメント層に向けて立ち上げたものだ。

 検定対策であるテキストは、今年3月に改定・発行したばかりの「通販エキスパート検定3級公式テキスト改定最新版Ⅲ(税込2,700円)」と「通販エキスパート検定2級公式テキスト改定最新版Ⅱ(税込3,024円)」がアマゾン及び通販エキスパート協会で手に入る。さらに、「通販エキスパート検定準1級」の法律編・ECマーケティング編・CRM編および「通販エキスパート検定1級・通販マネジメント編」のテキストは、基本的に検定試験とのセット販売となり、検定申込者に通販エキスパート協会から無料で直送される。また、「3級」および「2級」のテキストをまとめて購入する場合は、通販エキスパート協会経由で1割引にて提供している。

 なお、申込は協会ホームページと検定ポータルサイトにて受け付けている。また、セブンイレブン端末機からの申込も可能だ。

 通販エキスパート検定は、成長の早いEC・通販業界の動きを反映し、受検者の声を取り入れ、検定が進化していくことが特徴だ。受検内容が豊富である程、受験することで通販に関する知識が豊富となり、回数を重ねるごとに受検する意味も増している。今後の進化も期待でき、受検者も増加していきそうだ。

第7回・後期 通販エキスパート検定の概要

■主催
一般社団法人 通販エキスパート協会
■後援
社団法人日本印刷技術協会
■協賛
共同印刷株式会社
■協力
株式会社ディスコ
日本出版販売株式会社
■実施エリア
東京 福岡
■実施日
2016年12月4日(日)
■申込締切
2016年11月7日(月)
■受験資格
どなたでも可
■受験級・受験料
3級:個人/4,700円、団体/4,200円
2級:個人/5,700円、団体/5,200円
3級・2級併願:個人/9,500円、団体/8,500円(いずれも1割引)
準1級(法律編・ECマーケティング編・CRM編):個人/各8,700円、団体/各8,200円(公式テキスト付)
1級(通販マネジメント編):個人/9,000円、団体/8,500円(公式テキスト付)
※試験時間が重ならない限り各級の併願も可能(3級・2級以外は併願割引はない)
※団体受検は10人以上から受付(自社および一般会場を使用・試験日などは相談に応じる)
■問題形式
3級・2級:マークシート択一方式 100問100点満点
準1級・1級:マークシート択一方式40問80点満点、記述式1問20点
■合格基準
いずれも70点以上取得者が合格


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