Amazonログイン&ペイメント定期便、国内初の導入店は?

ECのミカタ編集部

 株式会社メガネスーパーは、ECサイト構築パッケージecbeingを採用した自社ECサイト「メガネスーパー公式通販サイト」に「Amazonログイン&ペイメント」の定期購入機能を日本国内で初めて導入した。これにより、Amazonのアカウントでログインし、簡単に「新コンタクト定期便」へ加入することが可能になった。

導入の狙い

 メガネスーパーは「アイケアカンパニー宣言」を掲げていて、眼の健康をお客様に提供することを目的とし、「眼の健康寿命」を延ばすために様々な商品・サービスを展開している。

 そして今回、「Amazonログイン&ペイメント」の定期便機能を導入し、「新コンタクト定期便」の決済方法を増やすことで、定期便加入時の配送先やクレジットカード情報等の入力負担の軽減を図り、さらなる加入を促すのが狙いだ。

 そもそも、「新コンタクト定期便」は、毎日使うコンタクトレンズ用品をまとめて定期的に自宅に届けるサービスということで、好評を博していたようだ。また、支払い方法としても、クレジットカード決済・コンビニ後払い・代金引換とすでに様々な決済方法に対応していたが、今回の「Amazonログイン&ペイメント」対応により、決済の選択肢が広がり、利便性が向上した。

 もちろん、利便性だけではなく、コンタクトレンズをECサイトで購入することの不安に対応するための施策もメガネスーパーは整えている。例えば、商品があわない等の問題が生じた場合には、定期便をいつでも解約できるようになっている。また、度数・種類・カラー等は、発送7日前までに問い合わせれば次の配送から変更できるなど、柔軟に対応しているため、安心してECサイト経由でコンタクトレンズを購入することができるのだ。

顧客満足度を高めつつ売上アップ

 今回は「Amazonログイン&ペイメント」の定期便機能への対応を紹介したが、メガネスーパーでは、これまでもサービス向上のために、オムニチャネル化戦略や即日配送など、実店舗とECの双方で様々な取り組みを行っている。

 このように、メガネスーパーではオムニチャネル化のような先進的なサービスの導入を図りつつ、今回の定期便対応や即日配送など、細やかな面でも顧客満足度を高めようとしているのである。もちろん、メガネスーパーは、ただ顧客満足度を高めるだけではなく、確実に売上を伸ばしていて、ECサイトでは今期5〜9月で累計売上が前年比135%ということだ。

 ECを活用し、日々売上を伸ばしているメガネスーパーの施策はEC事業者にとって参考になるだろう。もちろん、コンタクトレンズが定期便に適した商材ということもあるが、新規顧客でも気軽に利用可能な「Amazonログイン&ペイメント」の定期便機能を自社ECサイトに用意しておけば、他のEC事業者も安定的な売上を期待できる。様々なEC構築サービスにおいて、「Amazonログイン&ペイメント」定期便への対応が進んでいるので、ぜひ定期便機能を活かした展開を行い、メガネスーパーのように売上拡大を目指してほしい。


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