ヤマト運輸と連携「PCAクラウド」でEC業務を効率化

ECのミカタ編集部

 業務用パッケージソフトベンダーのピー・シー・エー株式会社(以下、ピー・シー・エー)が提供する中小・中堅企業向け基幹業務クラウドサービス「PCAクラウド」と、ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)が提供するビジネス向け会員制サービス「ヤマトビジネスメンバーズ」のクラウド型送り状発行システム「B2Web」が連携し、「PCAクラウド」で宅急便の送り状発行が可能となった。

「PCAクラウド」で宅急便の送り状発行が可能に

 「PCAクラウド」は、会計・販売管理・給与計算などの業務を効率化する基幹業務クラウドであり、導入実績は8,000法人を突破した。また、「ヤマトビジネスメンバーズ」は、法人・個人事業主を対象としたヤマト運輸が提供する登録無料の会員制サービスであり、クラウド型の送り状発行サービス「B2Web」をはじめとした様々なサービスを提供し、現在75万超の顧客に利用されている。

 どちらもEC事業者にとって便利なサービスではあるものの、「PCAクラウド」は販売管理等のサポート、「ヤマトビジネスメンバーズ」の「B2Web」は送り状の発行等と、従来はEC事業者が必要とするサポートが別々に行われていた。

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 そこで今回、販売管理システム「PCA商魂X クラウド」を利用している顧客を対象に、ピー・シー・エーが新たに開発した「B2Web 送り状連携」アプリによって「PCA商魂X クラウド」で登録した受注伝票・売上伝票の情報と「B2Web」を連携、「PCAクラウド」での宅急便の送り状発行や荷物ステータスの問い合わせが可能となった。

 また、発行された送り状番号は「PCAクラウド」に登録され、受注伝票や売上伝票と送り状番号を紐づけることが可能であり、「PCAクラウド」から簡単に配送状況を確認できるようになる。これは、スマートフォンやタブレットでも確認できるので、EC事業者は何か問題が発生した場合でも迅速な対応を行うことができる。

 今後は、商品明細を「B2Web」に連携し、納品書一体型伝票(送り状+納品書)の発行が可能になるなど、両サービスでの連携範囲を広げていく。加えて、「ヤマトビジネスメンバーズ」で提供される様々なサービスとも連携していくとのことで、EC事業者がより他の業務に集中できる環境の整備に期待がかかる。


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