動画視聴、ネット利用はスマホで?ECに求められること【スイッチ・メディア・ラボ調べ】

ECのミカタ編集部

 スマートフォン(以下、スマホ)が普及して以降、インターネットやECの利用、動画視聴など、スマホは生活に欠かせないアイテムとなりつつある。

 今回は、株式会社スイッチ・メディア・ラボ(以下、スイッチ・メディア・ラボ)が関東一都6県の15歳以上の男女約1,200人を対象に実施した「テレビ・動画視聴に関するアンケート調査」を基に、スマホ利用の変化について考えていく。

10代のスマホで動画視聴「ほぼ毎日」が4割超

 調査結果によると、オンライン動画(有料・無料を問わない)の視聴頻度に関して、「週1日以上視聴(合計)」はパソコンで41%、スマホで30%であった。また、「ほぼ毎日視聴している」との回答は、パソコンで19%、スマホで13%という結果になった。

 続いて、オンライン動画(有料・無料を問わない)をスマホで視聴するユーザーの性・年代別の割合は、「ほぼ毎日視聴している」のは男性10代で46%、女性10代で42%と、男女共に10代(15歳以上)が4割を超える結果となった。

インターネット利用もスマホが主流になりつつある

 今回の調査で、動画視聴はいまだパソコン利用が多いものの、スマホの利用率もパソコンに徐々に追いついてきていることが判明した。それは動画視聴に限らず「インターネット利用」においても同様だ。

 総務省が発表した「平成27年通信利用動向調査の結果」によると、インターネット利用の端末は、「パソコン」が56.8%、「スマホ」が54.3%となった。パソコンとスマホの差はわずか2.4ポイントであり、前年の11.3ポイントから大きく差が縮まった。また、年齢階層別では、スマホは13~49歳の各年齢階層で7割以上が利用し、パソコンを上回る結果となった。

 スイッチ・メディア・ラボと総務省の調査を基にすると、やはり、何事にもスマホを利用する人が増加傾向にあることが読み取れる。当然、スマホからECサイトにアクセスする顧客も増えており、近年盛んに言われているスマホからでも利用しやすいECサイトの”スマホ仕様”の必要性も感じられるだろう。また、同じスマホの利用でも性別・年代による特徴も見られるため、自社のユーザー層に適応できるよう、こういったデータを積極的に参考にしてほしい。


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