東急等を魅了した「IROYA」の成長の秘密が明日ここに!

石郷“145”マナブ

IROYAが起こすネットショップからのEC発展

 もうネット通販という言葉も、過去の話になるかもしれない。ネット通販もまた、実店舗の持つ領域も包括的に捉えることが必要な時代が来ている。なぜそんな話をするかといえば、株式会社IROYAでの事業展開を見ていて思うからである。
 
 もともとIROYAはネットショップ『IROZA』からスタートした。この着眼点が非常に面白く、色をテーマにアパレルや雑貨を提案している。例えば、服で言えば、お気に入りのブランドを買うことが多く見られるが、彼らは敢えてその“常識”を疑ってかかった。

 最初から、自分の気分に合わせて、カラーを選び、そのカラーが取り入れられたブランドを選ぶという、今までにないショッピングを提案したのである。IROYAの大野社長は言う。「色で選んでいったら、いつもは見向きもしないブランドを選んでいたという事実は、購入者を購入させるはずだ」と。

ECで斬新な提案をする彼らの本当のストーリーとは?

 さて、彼らの本当のストーリーはここからである。その着眼点から、大手百貨店などから、それをテーマにした、ポップアップショップでの引き合いが増えた。その進出を重ねる中で、彼らは着実に、ネット通販と実店舗が一元管理できる、自社のシステムで構築していたのだ。自らの理念とノウハウからなる、オリジナルの仕組みは、結果的に、ネットショップ、ポップアップショップ(実店舗)の両方のメリットを最大限化して、実績を伸ばしているのだ。

 彼らのシステムは、結果的に、多くの人から高く評価され、気がつけば、大和ハウスグループのフレームワークスとの連携、VOYAGE VENTURESと資本業務提携、更に、東急電鉄や東急百貨店とも業務提携の他、ヤマト運輸とサービス提携を行うなどに至り、自らネットショップに対して、「 Monopos」というシステムを提供した次第だ。

 これにより、今までオムニチャネルは実店舗があるところだけの話だったかもしれないが、場合によっては、ネットショップのみのお店にとっても、東急百貨店が実店舗のロケーションになりうるというわけで、これまでになかったショップが出てくるかもしれない。そんなところに新時代を思わせる。

EC、そしてオムニチャネルの未来を体感する1時間

 彼らが描くものには、ネットショップの未来がありそうだ。また、根本たるネットショップにも彼らなりの理論があり、それがあってこそのこの話だと思う。当然、自らネットショップでのこだわりが成せる今なのである。

 こうした理論や東急電鉄などの大手をも巻き込み、大きなうねりを起こす、この企業の今を弊社が発刊する「最新 EC業界大図鑑」でも取材させていただいているが、今回、その同書籍の発売を記念して、「ダイレクトマーケティングフェア(※)」の中で、解き明かそうと思う。

 題して「EC業界大図鑑発売記念イベント〜EC業界大図鑑掲載!話題店との極秘トーク!〜ECも実店も成功を収めるアパレルEC成功者の告白〜」だ。
●開催日:12/6 11:00
●場所:東京ビックサイト「ダイレクトマーケティングフェア」会場内 特設ステージ
https://www.bci.co.jp/dmf/seminar/84
※ダイレクトマーケティングフェア自体は、東京ビックサイト 12/6〜7開催。

 12/6は、会場限定で、まだ会員登録していない人に限り、新たに会員登録した人には、EC業界大図鑑をその場で、無料で手渡しするキャンペーンを実施する。ぜひ足を運んで、生を感じて欲しい。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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