2017年新成人調査、iPhoneの利用率が4年で2倍に【マクロミル調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社マクロミルは、今年成人式を迎える全国の新成人を対象に「2017年 新成人に関する調査」を実施した。調査手法はインターネットリサーチであり、調査期間は2016年12月13日~14日。本調査は今年で10回目となり、過去の調査と比較しながら、現代の新成人の実態を明らかにしていく。

iPhoneの所有率が4年で2倍以上に増加

iPhoneの所有率が4年で2倍以上に増加

 調査結果によると、日本の未来を「明るいと思う(明るいと思う+どちらかといえば、明るいと思う)」と回答した人が33%、「暗いと思う(やや暗いと思う+暗いと思う)」が67%であった。日本の未来を明るいと思う新成人は、2014年をピークに年々減少している。

 所有するデジタル端末に関して、昨年まで減少が続いた「ノートパソコン」がわずかに持ち直し70%となった。また、スマートフォンでは、昨年“Android”を上回った“iPhone”の所有率が59%となり、その差は22%とより大きくなった。iPhoneの所有率は、4年で2倍以上に増加している。

ニュースを得る手段は「SNS」が2位でも信頼度は低い

ニュースを得る手段は「SNS」が2位でも信頼度は低い

 SNSの利用率は、「LINE」が93%、「Twitter」が78%であり、いずれもこの5年で最高となった。さらに、昨年から選択肢に追加された「Instagram」は、「Facebook」を追い抜く36%だった。

 ニュースや話題を得る手段として最も多かった回答は「テレビ」(90%)、「SNS(個人による投稿)」(59%)、「ニュースサイト・ニュースアプリ」(54%)となった。また、信頼している情報に関しては、同じく「テレビ」(56%)が最も高く、次いで「実際に会って聞いた話」(28%)、「ニュースサイト・ニュースアプリ」(23%)と続いた。

 さらに、「SNS(個人による投稿)」でニュースや話題を得る人は59%と2位になったが、“利用者の信頼度”はワースト2位であった。また、「ブログ(個人による投稿)」や「ダイレクトメールやちらし」に関しては、信頼度が低いと認識されているからか、ニュースや話題を得る手段としてあまり活用されていないようだ。

 スマホやSNSの利用率が増加傾向にあることは知られているが、今回の調査を踏まえると、スマホの中でもiPhoneの所有率や、SNSではInstagramの利用率が増加傾向にあることが分かる。新成人の動向というのは、今後の売上に影響する可能性が高い。スマホ一つで調べ物から買い物まで済んでしまう現代だが、その中でも、iPhoneで閲覧や操作がしやすいサイト作りや、SNS広告を利用する際にはInstagramを意識するなどの工夫が、2017年以降、EC事業者にとってポイントとなるかもしれない。


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