「Amazon Dash Button」の認知率4割超!利用率は【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムは、15歳~69歳の男女1,100名を対象に「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年12月度)」の結果を発表した。

福袋の購入場所「EC」に続き「スマホアプリ」

 調査結果によると、年末年始の福袋を購入する予定(もしくは購入済み)の人は13.9%であった。購入予定(もしくは購入済み)の人のうち、「百貨店などのリアル店舗」で購入する人が最も多く(76.5%)、次いで「インターネット通販」(37.3%)、「スマートフォンアプリ」(23.5%)が続いた。

 おせち料理に関して、「既に用意している」と回答した人は11.7%、「用意する予定」と回答した人は35.0%であった。そのうち、おせち料理として盛り付ける品について「自分自身(もしくは家族の誰か)が調理」と回答した人は56.8%となった。また、購入場所は「コンビニエンスストアやスーパー」が42.4%、「インターネット」が20.6%という結果だった。

「Amazon Dash Button」の利用率は4.4%に

 本調査では、上記の福袋やおせち料理の他に「 Amazon Dash Button 」についても触れている。この「Amazon Dash Button」では、パソコンやスマートフォンを操作する必要なく、専門ボタンを押すだけで商品を購入することができる。

 調査結果では、Amazon Dash Buttonを「現在、利用している」と回答した人は4.4%、「購入を検討している」と回答した人は3.2%であった。また、「知っており、興味がある」と回答した人は11.5%、「知っているが、興味はない」と回答した人は21.8%となった。この合計で40.9%が「Amazon Dash Button」を認知していることが判明した。

 今回の調査で「福袋」も「おせち料理」も実店舗で購入する人が多いものの、それに続いて「インターネット通販」で購入する人も目立つ。さらに、福袋に関しては「スマートフォンアプリ」で購入する人も居て、徐々にインターネット通販のアプリ化が進んでいることが分かる。アプリの利用者が多い今、ECでもアプリ化する所も増えてきており、顧客のニーズに対応している。

 「Amazon Dash Button」は、「ボタン」を押すだけで商品の注文が完了するというもので、ボタン一つでネット通販ができてしまうというというところで話題性十分だ。4割の人が「Amazon Dash Button」を認知していることは、そういう話題性も背景にあるのだろうか。まだ日本では、展開されていないが、「Amazon Dash Button」での動向が、Amazonフレッシュボタンに影響するのは間違いない。その辺を含めて、EC業界を俯瞰してみると、面白いかもしれない。

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