上位アプリはLINE。既婚女性は「ショッピングサイト」も【インテル セキュリティ×MMD研究所調べ】

ECのミカタ編集部

MMD研究所は、インテル セキュリティと共同で、スマートフォンを所有する15歳~49歳の女性を対象に「女性のスマートフォン利用実態調査」を実施した。特に女性から人気が高いスマートフォンアプリを中心にスマートフォンの利用実態を明らかにしていく。

女子高生の「iPhone」所有率が8割を超える

 調査結果によると、「iPhone」の所有率が女子高生では84.8%と最も多く、次いで女子大生が79.6%、独身女性が69.9%、既婚女性が62.9%となった。「Amdroid」の所有率はiPhoneとは真逆の結果となり、女子高生の所有率が最も低く、既婚女性の所有率が35.1%と最も高かった。

 また、「格安スマホ」の所有率はiPhone、Android端末(キャリア、格安スマホ所有を含む)を合わせて女子高生が6.7%、女子大生が4.1%、独身女性が11.3%、既婚女性が7.8%となった。

全世代の女性で「LINE」の利用が最も多い

 定期的に利用しているアプリ・サイトは、全世代「LINE」が1位という結果になった。2位以下の結果では、女子高生は「Twitter」(74.1%)、「音楽再生アプリ」(53.0%)、女子大生では「Twitter」(77.9%)、「Instagram」(50.7%)となった。また、独身女性が「Facebook」(45.2%)、「Twitter」(40.9%)、既婚女性が「ゲームアプリ」(35.6%)、「ショッピングサイト」(30.9%)という結果になった。

 さらに、「Facebook」においては独身女性が45.2%と最も多く、次いで女子大生の28.2%、既婚女性の27.3%と続き、女子高生は10.7%であった。

 定期的に利用しているアプリの平均数に関しては、女子高生は「6.5個」、女子大生は「6.7個」、独身女性は「6.8個」、主婦は「5.4個」となった。この結果の使用アプリの平均数や上位アプリの違いから、既婚女性と未婚女性のスマートフォンの使い方に違いがあることが分かる。

フリマアプリの利用目的は「節約したい」

 フリマアプリ・ショッピングサイトを利用している人を対象に利用に関して尋ねると、「時間」と「お金」のいずれかまたはどちらも「節約したい」という回答が約7割であった。「お金を節約したい」との回答が最も多かったのは女子高生(48.6%)、「時間もお金も節約したい」との回答が最も多かったのは既婚女性(36.4%)となった。

 女子高生は、お金の節約を考えショッピングアプリやフリマアプリを利用しているが、お金の節約に繋がりそうなクーポンアプリの利用では7.9%と全世代で最も低かった。また、お金の管理に関する「家計簿アプリ」の利用では、独身女性が12.0%と最も多く、女子大生が10.7%、既婚女性が9.3%、女子高生が2.4%と続いた。

 今回の調査で明らかとなった「iPhone」の所有率や「LINE」の利用率が高いことを踏まえて考えると、ECサイトをiPhoneやLINE対応にすることで集客が見込めるのではないだろうか。

 さらに、既婚女性の定期的に利用しているアプリ・サイトに「ショッピングサイト」が挙がった。これは、家事や子育てでなかなか時間が取れない主婦がショッピングサイトを通して買い物をしている様子が伺える。つまり、主婦をターゲットにした商品をECサイトで販売すると売れる可能性が高い。こういったように、ターゲットの顧客を明確にすることが売上に繋がっていくのではないだろうか。

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