カネボウの新アプリ、百貨店や総合スーパーと連携開始

株式会社カネボウ化粧品は、システム開発パートナーの株式会社NTTドコモと開発したスマートフォン用アプリ「スマイルコネクト」を2016年12月8日に公開した。併せて、2017年1月10日からは、同アプリと百貨店や総合スーパー（GMS）のカネボウ店頭顧客システム設置店との連携を開始する。

アプリ内の“マイカード”で様々な情報を閲覧

　「スマイルコネクト」とは、季節に合わせたお手入れ情報や商品の使い方アドバイスなど、キレイになるための美容情報をタイムリーに提供するスマートフォン専用のアプリである。

　2017年1月10日以降は、「スマイルコネクト」と百貨店や総合スーパー（GMS）のカネボウ店頭顧客システム設置店との連携を開始する。「スマイルコネクト」アプリ内の“マイカード”とカネボウ化粧品の店頭会員証を連携した顧客は、商品の購入・予約履歴や、店頭で測定した自分の肌状態といったパーソナルな情報をアプリでいつでも閲覧することができる。

　また、店頭で渡される「肌水分センサー」をスマートフォンに接続すると、自分の肌水分がいつでもどこでも測定でき、さらにその測定結果をアプリ内に記録することができる。

様々なコンテンツで“美しさ”を導く

　「スマイルコネクト」の概要は、以下の通りである。

【主なコンテンツ】
■キレイのヒント
・1年を6つの季節に分けた「年6季」の美容情報
・季節情報をテーマにしたスキンケア・メイクアップ情報
・「キレイが叶うエトセトラ」ページでは、生活環境や生活習慣などの美容関連情報を掲載

■メッセージ（プッシュ通知）
・新商品情報、気になるブランドで登録しているブランドの情報、誕生日メッセージなどをプッシュ通知にて届く

■その他情報
・二十四節気やクリスマス、バレンタインなどのポップアップ
・テレビCMやHOW TO動画コンテンツなど

【カネボウ店頭顧客システム】との連携
■店頭連携開始時期
2017年1月10日～　全国の百貨店や総合スーパー（GMS）で導入開始
※札幌市内では、2016年8月1日より先行テスト導入をした。

■店頭との連携によって閲覧できる主なコンテンツ
・購入、予約商品履歴
・登録した店舗からの情報
・店頭で実施した肌測定とその季節のスキンケアアドバイス
・購入した商品情報

　近頃、EC・実店舗を問わず、アプリ化を進めている店舗が目立つ。それは、やはり、既に多数を占めるスマートフォン利用者にとって、アプリが身近なものになってきているからだろう。特に「プッシュ通知」は、メルマガに比べ高い開封率があるため、商品情報やクーポンなどをプッシュ通知で知らせる施策を実施している店舗も増えてきた。

　今回のカネボウの「スマイルコネクト」でもプッシュ通知が活用されている。顧客に「いち早くキレイになるための情報を届けたい」というカネボウの願いと、「美しくなりたい」という女性の想いをダイレクトにつなげるのが「スマイルコネクト」なのだ。アプリの可能性がどこまで広がるのか、今後のサービス展開にも注目だ。