国内初!「楽天ペイ(実店舗決済)」14ブランドに対応

ECのミカタ編集部

楽天株式会社(以下、楽天)は、楽天の決済サービス「楽天ペイ(実店舗決済)」において、主要電子マネー14ブランドと「Android Pay™」に対応したサービスを2017年夏から開始する予定だ。

アプリを通じたスムーズな決済手段

 「楽天ペイ(実店舗決済)」とは、現金やクレジットカードの受け渡しが不要で、アプリだけで安全かつスムーズに決済できるサービスである。支払いの際に楽天ポイントを利用でき、決済金額に応じてポイントも貯まる。また、楽天は「楽天ペイ」を通じて、クレジットカードや電子マネー、スマホアプリ決済など、あらゆるニーズに合わせた決済サービスを提供でき、加盟店にとっては決済手段が広がる。

 今回、「楽天ペイ(実店舗決済)」に対応予定の電子マネーは、楽天グループの「楽天Edy」や「Suica」・「PASMO」などの交通系9ブランド、全国のセブン&アイグループなどで利用できる「nanaco」、イオングループの「WAON」(2018年サービス開始予定)、「QUICPay+(クイックペイプラス)™」、「iD」である。国内決済サービスで主要電子マネー14ブランドを扱うことは、「楽天ペイ(実店舗決済)」が国内初となる。

 「楽天Edy」に対応していることから「Android Pay™」も利用でき、さらに、近距離無線通信の国際標準規格であるNFCに準拠した決済サービス「Visa payWave」と「Mastercard® コンタクトレス」、「J/Speedy」も将来的に開始予定のため、日本国内の消費者に加え、訪日外国人旅行客の決済ニーズにも応えることができ、加盟店への積極的な送客が期待できる。

「楽天ペイ(実店舗決済)」のメリット

 今回に伴い、2017年3月6日からクレジットカードと電子マネーの決済機能が搭載された「Rakuten Card & NFC Reader Elan(18,800円 税込)」を販売予定である。また、既に旧端末を所有している加盟店および電子マネーのみの導入を希望する加盟店を対象に、2017年夏頃にNFCを搭載した電子マネー専用リーダー端末「Rakuten NFC Reader Piu(4,980円 税込)」を販売する。

 少し前までは財布が無ければ、お金を支払うことができなかった。しかし、アプリ利用者の増加に伴い、「楽天ペイ(実店舗決済)」のような決済できるアプリも増え、財布が無い状態でも決済ができるようになった。その中でも、「楽天ペイ(実店舗決済)」は14ブランドを扱い、決済の幅を広げる。そして、それは、今までは自分に合う決済手段が無いことで購入を諦めていた顧客を逃すことなく、確実な購買行動に繋げることができるだろう。

 さらに、「楽天ペイ(実店舗決済)」は、楽天の会員を増やすことに繋がるだろう。通常、楽天市場で買い物をすると楽天ポイントが貯まる仕組みとなっているが、「楽天ペイ(実店舗決済)」により実店舗の買い物時でも楽天ポイントが貯まるようになる。財布を持たずに決済できることに加え、楽天ポイントも貯まることで、ユーザーにとってのメリットは大きいのではないだろうか。今後、楽天の会員となり、様々な場所で「楽天ペイ(実店舗決済)」を利用するユーザーが増えていきそうだ。

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