コメ兵ならでは“鑑定&買取サポート付き”フリマ事業を今秋開始

ECのミカタ編集部

 宝石・貴金属、時計、バッグ、衣類、カメラ、楽器等幅広い商品群を取り扱う総合型リユース事業を核とし、実店舗・EC店舗・BtoB市場の運営を行う株式会社コメ兵(以下、コメ兵)は、今年の秋より、鑑定付きのブランド品フリマアプリ事業を開始する。

フリマアプリは不安?【20代以上男女のお買物調査調べ】

 オークションよりも手軽に必要のない私物を販売できることから、若い世代を中心に人気となっているフリマアプリ。代表的なものとして「メルカリ」や「フリル」があるが、日頃から使っているという人も多いのではないだろうか。しかし人気を集めているからこそ、出品者にとっては本当に商品が売れるのか、不安に思うこともあるだろう。

 更に、フリマアプリは消費者間の取引であるため、偽物の商品が販売されているのではないかと疑って、購入を躊躇ってしまう消費者もいるのではないだろうか。特に、商品が高級品であればなおさらだ。

 「20代以上男女のお買物調査」によると、「フリマアプリやネットオークションでブランド品を購入する事が不安だと思う」と答えた人は全体の約70%であった。このように、高級品の中古品を購入する消費者はまだ多いとは言えず、その広がりを見せていないことがよくわかる。

 またその理由については、82.8%の消費者が「商品が本物か不安」と回答し、次いで50.3%が「本当に商品が届くか不安」と答えた。しかし、「信頼のできる企業が鑑定をしてくれるサービスがあれば買ってみたいか」の問いに対しては、53.3%もの消費者がYESと回答している。

 このような背景もあり、コメ兵はファッションリユース事業の一環として、2017年秋を目処にブランド品を中心とした高級品専門のフリマアプリ事業を開始する。

時代に合ったサービスを展開。コメ兵が新たな挑戦へ

時代に合ったサービスを展開。コメ兵が新たな挑戦へ

 コメ兵は、消費者がフリマアプリにて誤って偽物の商品を購入してしまうというトラブルを防ぐべく、消費者が購入した商品をコメ兵が鑑定してから手元に届けるサービスを付加する。

 また、もし出品した商品が売れなくても、コメ兵が出品者から買取を行うといった「買取サービス」も付加し、売れ残らないフリマアプリを実現していくとのことだ。

 消費者が多く集まるフリマアプリは、商品数が多く充実しているものの、その分出品した商品を購入者に見てもらえる機会も減るため、価格を下げざるを得ない場合もある。しかし、コメ兵ではそのような心配がない。

 そしてなにより、高級品の販売に特化したフリマアプリであるため、高級品を求めている購入者が必然的に多く集まることから商品が購入される割合も高くなるだろう。

 コメ兵は、これまでもLINEを使った査定サービスなど、時代に合わせたサービス展開で消費者のニーズを満たしてきた。今回のフリマアプリに関しては、リリースが今年の秋ということだが、どのような反響があるのだろうか。そして、他のCtoCアプリにどのような影響をもたらすかにも注目である。

ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事