ショップサーブ12,500店に「ビットコイン決済」提供

ECのミカタ編集部

株式会社Eストアー(以下、Eストアー)は、通販システム「ショップサーブ」に12,500店の利用社全てに対し、ビットコイン決済を標準機能として搭載した。

インターネット上で流通するお金「ビットコイン」

 Eストアーでは、通販システム「ショップサーブ」における購入者の支払い手段として、各種クレジットカード決済、コンビニ決済(前払、後払)をはじめ、各種電子決済ならびに事業者決済のYahoo!ウォレット、楽天ペイ、Amazon Payなどを実装してきた。今回、これらの決済方式に加え、「ビットコイン」を使用した決済が可能となった(※)。

※利用には審査がある。

 そもそもビットコインとは「仮想通貨」であり、円やドルと変わらず、インターネット上で流通しているお金である。通貨の単位は「BTC」であり、紙幣・硬貨は発行されない他、流通を管理する事業主体や国家もなく、中央銀行のようなものも存在しない。また、米ドルや円など現実通貨との交換は、ウェブ上の「取引先」を通して行われるが、決済は金融機関を通さないため、諸経費や手数料などが発生しないことが特徴だ。

2017年末にはビットコイン決済対応店舗が2万箇所に?

2017年末にはビットコイン決済対応店舗が2万箇所に?

 ビットコイン決済の利用は、ショップサーブの契約に含まれるため、他の決済のような別事業者との契約は不要だ。また、Eストアーが日本円に交換して店舗に入金するため、ビットコインの口座を所有していない店舗でも利用することができる。なお、手数料に関しては、ビットコインの性質に即し、手数料の負担なく導入が可能で、購入者も同様である。

 現状、ビットコインを利用する場面は少ないが、「2017年末には対応店舗が現在の約5倍の2万箇所に増加する」とも報道されている。ECを利用するユーザーの決済手段は年々変化しつつあるため、お金という概念は変わりゆくのだろうか。いずれは「ビットコイン」が決済の主流となる日は来るのだろうか。その成り行きは、ECの発展とともにあるのかもしれない。

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