【スマホ利用実態調査】挑戦すべきは「スマホ動画」「LINEスタンプ」(BIGLOBE調べ)

ECのミカタ編集部

 格安スマホや格安SIMを提供するBIGLOBEは、スマホを所有している高校生・大学生・30代の社会人・40代の社会人計800名を対象に「若者のスマホ利用実態に関する調査」を実施した。調査日は3月13日~15日、調査方法はインターネット調査である。

10代の約7割、初携帯がスマホ。女子が課金するのは「LINEスタンプ」

10代の約7割、初携帯がスマホ。女子が課金するのは「LINEスタンプ」

 10代~40代までの各世代ごとに、「始めて自分専用で所有した携帯電話の端末は何か」と尋ねたところ、10代でスマートフォンと回答した対象者は67.9%となった。また、10代にて初めてスマートフォンを所有した年齢は平均14.9歳となり、20代と比較して14ポイント近く上回ることがわかった。

 スマートフォンでは、手軽にYouTubeやSNSに投稿された動画を閲覧することができる。そのため、インターネット広告にも動画広告が用いられるなど、時代に合わせた施策が生み出されている。これまで動画広告といえば、テレビコマーシャルが大きな役割を果たしていた。しかし最近では、「若者のテレビ離れ」が囁かれているが、実態はどうなのだろうか。

 テレビの視聴時間は、年代が若くなるほど3時間以上の長時間視聴の割合が少なくなっており、 10代ではテレビ視聴1時間未満が4割を超えている。一方、10代のスマホ動画視聴時間は他の年代に比べて長く「1時間以上」が37.0%、「3時間以上」が13.8%となった。

 「若者のテレビ離れ」と言われているが、その実態は「テレビもスマホ動画も見るが、スマホ動画を長時間見る」となっているようだ。今後、この割合がどのように変化していくのかにも注目だ。

 高校生・大学生の男女を対象に、「スマホアプリ(コンテンツ)に課金したことがあるか」尋ねたところ、スマホアプリへの課金経験がは女子学生よりも男子学生の方が多いことがわかった。

 課金対象は、高校生男性は1位「ゲームの購入」(40.0%)、2位「LINEスタンプ」(32.0%)、大学生男性は1位「LINEスタンプ」(37.0%)、2位「ゲーム内アイテムの購入」(21.0%)となった。女子学生では、高校生・大学生ともに1位「LINEスタンプ」(高校生34.0%、大学生23.0%)、2位「音楽の購入」(高校生17.0%、大学生14.0%)となった。

 ここで特に注目すべきは、LINEアプリへの課金ではないだろうか。自社のLINEアカウントをフォローしてもらうべく、LINEスタンプを作っているという企業も多い事かと思うが、若い世代においてLINEスタンプの需要は高いようだ。

 以上の結果を踏まえて、若い世代には「スマホ動画」や「LINE」を使った施策が響くことがわかった。今後もスマホユーザーに対してアピールしていくには、トレンドをいち早く掴んでいく必要がある。まずは、「スマホ動画」や「LINE」を使って何ができるか、挑戦してみるのも良いのでは。


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