アプリの課題を解決、Yappliに集客支援サービスが登場&社名変更に込めた想い

ECのミカタ編集部

 アプリ制作支援ツール「Yappli」を提供するファストメディア株式会社(以下、ファストメディア)は、株式会社ヤプリ(以下、ヤプリ)へ社名を変更することを明らかにした。また、それに伴い、効果測定・分析ツール「AppsFlyer」を採用し、4月1日より「Yappli 集客支援サービス」を開始する。

Yappliならファンを離さない!新サービスの内容とは

 これまでアプリはEC企業の新たな販促ツールとして注目されてきたが、ユーザーにダウンロードしてもらうための工夫が必要であることが課題となっていた。また、アプリを1度ダウンロードしてもらった後に、アンインストールされることなく継続して利用してもらうための施策も重要だ。

 そこで今回ヤプリは、その技術が世界全体のスマートフォンの98%で採用されている効果測定・分析ツール「AppsFlyer」をYappliに追加し、Yappliで制作されたアプリのダウンロードの促進・高度な集客支援の提供を「Yappli 集客支援サービス」として実現した。

 具体的には、「Yappli」よりリリースされたアプリについて、広告出稿に必要な分析ツールの導入から、メディア選定・クリエイティブ制作・リテンション施策までを一貫して支援するサービスとなっている。

 これにより、ヤプリの特徴と言える、リテンションの高いユーザーを指標に置いたプロモーションが可能になる。ただアプリを簡単に作成できるというだけでなく、ヤプリは“ファンをよりファンに”できるアプリ制作ツールであり、今回の新サービスでそういった点が更に強化されたともいえる。

 サービスの提供先として、まずは4月より株式会社ジュンが運営する「ROPÉ PICNIC ロペピクニック 公式アプリ」にて支援を開始するとのこと。

ファストメディアからヤプリへ社名変更を決断

 そして4月1日に、同社は企業イメージを明確にし、事業成長速度を一層上げるため、「ファストメディア株式会社」から「株式会社ヤプリ」へと社名を変更する。ファストメディアは2013年に事業を開始し、この4年間でそのサービスの導入社数はおよそ220社、アプリ総ダウンロード数は1,000万件以上と、多くの企業のアプリ制作を支援してきた。

 Yappli には、“Your Appli = あなたのアプリ”という意味が込められている。ここでいう「あなた」は、アプリを活用してビジネスを成功させたい、世の中を便利にしたいと思っている人であり、そのようにして生まれたアプリによって豊かな生活を送れる人だという。

 “スマートフォンアプリの恩恵を世界中のすべての人に感じでもらいたい”、そういった想いが「Yappli」にはこめられており、社名変更をきっかけに、アプリ市場を牽引する企業として今後更に勢いが増しそうだ。同社HPでは、この4年間を振り返る特設サイトも用意されている。

 ちなみに、4月から順次発送となる「ECのミカタ通信Vol.13」にて、同社の取材記事も掲載している。自社アプリの魅力やYappliの最新機能についても紹介しているので、楽しみにお待ちいただきたい。

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