中国との距離が縮まる スターフィールドの越境ECサービス

ECのミカタ編集部

スターフィールド株式会社(本社所在地:東京都豊島区)はSBクラウド株式会社(本社所在地:東京都港区)との連携により、低価格で中国向け越境ECサイトを公開できる「クラウドサーバー+越境ECカート」パッケージをSBクラウドの「Alibaba Cloud」上に構築し、スターフィールド株式会社のサービスとして提供を開始すると発表した。

これまで中国への越境ECは、様々な問題が重なり導入が困難とされてきた。中でもサーバーの抱える問題は大きく、グレートファイアウォールと呼ばれる中国政府による検閲により、日本国内に配置したサーバーへのアクセスが困難を極めた。一方で中国本土にサーバーを設置するも規制上様々な障壁があり中国への越境ECを見送る企業も多かった。

解決策としては香港にサーバーを置くという方法があったものの、従来までは高価格で低スペックなものしかなく、スタートアップの中国越境EC参入を難しくする一因となっていた。今回スターフィールドが発表したサービスが、そういった問題を一掃するかもしれないと注目を集めている。この新サービスは中国越境ECへの参入ハードルを下げ、企業のビジネス拡大につながるのだろうか。

パッケージの内容としては、スターフィールド社が開発する越境EC専用カートシステム「LaunchCart」とSBクラウド社がサービス展開する「Alibaba Cloud」を連携させ、香港リージョンのサーバーを使った中国向け越境ECサイトを立ち上げることができるというもの。月額29,800円と値ごろ感がある価格設定をすることで、中国のお客様に対してのアプローチを考える企業の敷居を下げてくれているのも、EC業界にとっては、歓迎すべき点だと言っていいだろう。

価格とパッケージ内容

上記の表の通り初期費用で50,000円かかるものの、各種主要クレジットカードをはじめ、銀聯やAlipay、WechatPayなどの中国独自のオンライン決済にも対応している。中国の商慣習は独特で、日本の感覚はあまり通用しない。日本ではクレジットカードが主な決済システムとなっているが、中国ではハッキングも多く、あまり普及していないのが現状。そういう意味で中国人向けのオンライン決済システムに対応していないと不利であることは明らかだ。

中国越境ECの大きな可能性

中国越境ECの市場規模は2014年には6064億円、さらに2018年には1兆3000億円になると言われており、これまでの参入障壁がありながらのこの数値は注目せざるをえない。今回の発表にあるようなサービスの導入は業界全体のターニングポイントになり得る。また、日本商品は海外製品として人気も高く「独身の日(11月11日)」などのEC関連商業イベントもかなり定着してきていて、大きな可能性を秘めているといえる。今後、税率の改正等の追い風もあり、ますます中国という巨大市場における越境ECの加熱は止まりそうにない。

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