nex8とOpenXが接続 リターゲティング広告さらに拡大へ

ECのミカタ編集部

株式会社ファンコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区)が運営する、リターゲティング広告配信サービス「nex8(ネックスエイト)」は、2017年4月11日(火)より、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(本社:東京都中央区)が運営する「OpenX Market Japan(以下 OpenX)」と接続し、RTB(リアルタイム入札)による広告取引を開始するとした。

 リターゲティング広告とは、「自社のWebサイトを訪れたことのあるユーザーを追いかける広告」のこと。離脱したユーザーを再度、自社のWebサイトに来訪してもらい、コンバージョンに繋げるという広告手法だ。「SSP」や「アドエクスチェンジ」、「アドネットワーク」と呼ばれる、「広告枠を様々な広告に交換してくれる仕組み」を利用することでユーザーごとに最適な広告を配信している。
 ECサイト運営者にとっては説明が不要なほど、昨今のWEBマーケティングには欠かすことのできない広告手法だ。

 「nex8」はダイナミックリターゲティングに特化した広告を配信するサービス。その「nex8」がこの度、アドエクスチェンジの「OpenX」と接続し、RTB(リアルタイム入札)による広告取引を開始すると発表した。

「nex8」と「OpenX」の接続はWEB広告の可能性を広げる

「nex8」と「OpenX」の接続はWEB広告の可能性を広げる

 ダイナミックリターゲティング配信 は、広告主サイトでのユーザーの行動履歴を元にバナーをリアルタイムに生成して、ユーザーごとに最適な広告を配信する広告配信手法。「nex8」によると、申込・購入を検討していた商品やサービスを直接広告バナーに表示させることで、CVR(成約率)は平均で190%ほど上昇するとしていて、高い費用対効果の出る手法といえる。

 一方の「OpenX」は、国内外問わず多数の広告会社やアドネットワーク事業者と接続しており、買い手の数は国内最多を誇るオンラインアドエクスチェンジプラットフォーム。今回「nex8」との接続が決まったことにより、利用する広告主はさらに多くの広告枠と最適なユーザーへの配信が可能になった。

ECサイトにおけるリターゲティング広告の重要度はさらに深まる

 リターゲティング広告はECサイトを訪れたユーザーを単純に追い回すだけの広告だけではなく、いろいろな種類や設定方法、活用法があり、それらを駆使して確実に商品購入、リードに繋げなければならない。

 今回の「nex8」と「OpenX」の接続は、さらにその幅を広げるという意味で有効なものになるはずだ。ECサイト運営者にとって最適な広告配信の方法を理解し、探り下げ、可能性を広げていくことが成果向上への近道の一つであると言えるだろう。

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