Amazonと銀聯のキャンペーン 41時間で取引額1億円超え

ECのミカタ編集部

国際カードブランド「UnionPay(銀聯)」のグローバル展開を⼿掛ける銀聯国際が総合オンラインストアAmazon.co.jpで3月23日より実施した「Free shipping キャンペーン」は、開始から41時間で取引額は1億円を記録した。 キャンペーンは広く好評を博し、キャンペーン終了後5日以内に、44%のユーザーが再度Amazon.co.jpで商品をご購入したとしている。

 破壊力のあるキャンペーンだったというニュースが入ってきた。「Amazon.co.jp」で銀聯のクレジットカードを使って1万2,000円以上購入すると中国大陸・香港・台湾・韓国への配送料が無料になる「Free shippingキャンペーン」を2017年3月23日から限定実施したのだが、なんと開始から41時間で取引額が1億円を記録したというのだ。

 こちらの記事(https://www.ecnomikata.com/ecnews/13929/)に書いたように、3月に、アマゾンジャパンにおいて、UnionPay(銀聯)クレジットカードによる支払いが可能になったことが話題となったが、実際にここまでの反響があるとは驚きだ。

高いリピート率が、衰えぬ日本製商品の人気の高さを語る

 キャンペーンは広く好評を博し、キャンペーン終了後5日以内に、44%のユーザーが再度Amazon.co.jpで商品を購入しており、高いリピート率を誇っているという。これは単純にキャンペーンだけの効果ではないように思う。配送の速さ、UIの使いやすさなど、Amazon自体の魅力が伝わったことで、この結果が出たのではないかと思う。そして中国人バイヤーの動きもまだ衰えていないという印象も同時に受ける。

 中国国内のユーザーが購入した商品のうち、もっとも購入⽐率が⾼かったのはヘルスケア⽤品、次いで家電⽤品とベビー⽤品だという。中国海外ユーザーの購入した商品の中でもっとも多かったのは基礎化粧品で、続いて水筒を始めとするキッチン⽤品と続いた。日本ならではの商品が海外のUnionPay(銀聯)カードユーザーに⽀持されていることが分かったとしている。

 銀聯国際は、「今後もよりお客様のニーズをとらえ、キャンペーン等の販促活動を強化し、お客様により良いサービスを届けてまいります。」と発表しており、今回のキャンペーンの成功を受けて、さらなる取り組みに力を入れてくるだろう。まだまだ越境ECの需要は止まりそうにない。

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