RESULT MASTER「かご落ち機能」を追加。メールなど、複数アクションが可能に

ECのミカタ編集部

 株式会社ピアラ(本社:東京都渋谷区)は、AIを活用したマーケティングオートメーションプラットフォームを展開する。同社が提供するのが、「RESULT MASTER(リザルトマスター)」だ。これは、新規獲得からCRM(顧客関係管理)まで、通販に特化して統合マーケティングを自動で行うプラットフォームである。
 そして、この度RESULT MASTERに、かご落ちしたユーザーに対応する機能が新たに実装された。メールはもちろんのこと、アウトバンド・DM・広告など、ONE to ONEに最適化された施策を実施できる。

 ピアラは、ダイレクトマーケティング支援における、述べ 600社を超えるノウハウが強みだ。それを活かし、クライアントに対して、独自のテクノロジーを提供する。さらに、運用コンサルタントが集客~販促~顧客育成まで、一貫したサービスを提案する。
 同社が保有するのは「MA(マーケティングオートメーション)システム」「行動履歴・購買履歴・顧客属性などのデータマネージメントプラットフォーム(DMP)」「成果報酬型アフィリエイトシステム」などだ。その中でもメインなのが、自社で有しているMAプラットフォーム「RESULT MASTER」である。

 RESULT MASTERは通販に特化した統合マーケティングオートメーションツールだ。AIを搭載しており、独自のアトリビューションスコア(広告の成果への貢献度を、メディアを横断して分析する手法)で包括的なWeb広告施策を実現する。
 また、その後のリピート施策、ファン化施策を、顧客ごとに最適化して行うことも可能だ。ピアラのノウハウと膨大なデータがあるので、マーケティング知識がなかったとしても、気軽に導入することができる。

「かご落ち機能」導入の背景

 この度、RESULT MASTERでは、戦略的な接客シナリオを構築する機能に「かご落ち機能」を追加した。「かご落ち」とは、カートに入れたまま放置してしまい、結局買わないことを意味する。EC上でのかご落ちは約68%にのぼる、という調査結果もあるほどだ。つまるところ、集客のためにいくらマーケティングコストをかけても、無駄になってしまうケースが多発しているというわけである。

 かご落ち比率を削減することは、マーケティングコストの最適化に大きくつながるとの証明がある。もちろん現状でも、かご落ちしていたらメールを送るシステムなど、多数の対応ツールがリリースされている。
 しかし、「RESULT MASTER」はメールをするだけにとどまらない。メールに加えて、どのキャンペーン・プロモーションから来たユーザーがかご落ちしたのかを判別する。そして、最適なタイミングで、最適なアクションをユーザーに対して行う。これにより、顧客一人ひとりのニーズ・購買履歴に合った、多様な手法でのマーケティング効率化を実現する。

蓄積されたノウハウで最適なアクションを

蓄積されたノウハウで最適なアクションを

 次の3つは、RESULT MASTERで実現できるアクションの一例だ。
 まずは1つ目の例から。かご落ちユーザーがノベルティ(無料配布)プロモーションから来ていた場合は、Facebook等の広告で割引クーポンを再び提示する。
 2つ目の例は、50代以上の優良顧客がかご落ちしていた場合だ。まず、顧客に対してアンケート電話を実施、離脱理由を尋ねる。その後、ユーザービリティを改善して再購入につなげる。
 最後に3つ目の例だ。40代以下の既存ユーザーがかご落ちしたときには、LINEを用いて再購入をアナウンスする。
 一部で個別審査および設定は必要だが、複数の条件をベースとして、最適なタイミングで、様々な手段を用いた最適なアクションを設定できる。

 当然ながらこのような複雑なシナリオ作成には、かなりのノウハウ・経験が必要だ。そのため、リソースが足りない等の理由で、実施が難しい場合もある。
 しかしピアラでは、シナリオのプランニング設定・制作・結果分析も含めて、「固定費+成果報酬型」および「完全成果型」でのサポートも可能だ。今後もより一層、RESULT MASTERでのマーケティング活動支援は、強化されるに違いない。

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