「f-tra」の導入が600サイト超 CVRが約15%改善した好例も

ECのミカタ編集部

 株式会社エフ・コード(本社:東京都千代田区、以下エフ・コード)は「f-tra(エフトラ)」の導入サイト数が600サイトを突破したと発表した。「f-tra(エフトラ)」は、WEBサイトに数行のコードを埋め込むだけで、WEBサイト訪問者の接客や、WEBサイトへの再訪促進ができるデジタルマーケティングツールだ。

 現在、「f-tra」では、「EFO」「CTA」「Push」の3種類の機能を提供している。「EFO」は、ユーザーがお問い合わせ等で利用するフォームを正しく入力できるよう支援、「CTA」は、ユーザーの行動から適切な情報を適切なタイミングで提供、「Push」は、ブラウザ通知機能を利用して過去にWEBサイトに訪問したユーザーに再来訪を促すことができる。

CVR約15%改善の秘訣は「いつ、誰に、何を」届けられるか

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 ヘアケアメーカーの株式会社スヴェンソンは「f-tra」を2016年8月から導入後、ページから離脱しようとしたサイト来訪者にオススメのウィッグ案内をポップアップで表示、ページを長時間閲覧して必要な情報が見つけられていないと想定されるサイト来訪者に対しては、おすすめ商品をバナーで表示するよう設定。さらに、来店予約・資料請求の受付案内のバナーを常にページ下部に表示することで、サイト来訪者がスムーズに予約等を完了できるようにした結果、自然検索流入のCVR(来店予約・資料請求)が昨年対比で約15%向上等の成果が得られたという。

 たった数行コードを埋め込むだけで昨年対比で約15%の向上は企業にとって大きな成果だ。スヴェンソンの顧客ターゲットは年配の方が多く、WEBサイトの操作に不慣れなユーザーも多く、いかにWEBサイトで容易にコミュニケーションができるかがかねてからの課題だったという。まさに企業の課題を「f-tra」が改善した好例だろう。

「どういった方に」「どういった情報を」的確に流せるかが、CVRの向上に繋がる。ユーザー一人一人のニーズに最適なタイミング、内容でウェブ接客を行えるかどうかは、ECサイトにとって「キモ」になる機能と言える。「f-tra」は2013年2月の提供開始以降、大手企業をはじめさまざまな業界の企業に採用され、導入サイト数は600サイトに達している。WEBコンサルタント事業を日本国内のみでなく、バンコク・ジャカルタを中心にASEAN、香港を中心に中国にも展開している同社のノウハウを集約した「f-tra」。今後もECサイトになくてはならない機能を実装させパワーアップしていくだろう。

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