小学館「コトバDMP」に「Rtoaster」と「DeltaCube」を採用

ECのミカタ編集部

 株式会社ブレインパッドは、株式会社小学館が新たに独自開発したデータマーケティング基盤「コトバDMP」に、レコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster(アールトースター)」およびデータマネジメントツール「DeltaCube(デルタキューブ)」が採用、導入されたと発表した。

 DMP(Data Management Platform)とは、広告主・メディア・ECサイトなどが保有するさまざまな大量データを収集・分析し、主にマーケティング用途での利用・活用を可能にするデータ基盤のこと。小学館ならではの言語解析技術を活用した独自のデータマーケティング基盤が「コトバDMP」だ。多様なメディア・コンテンツに接触する読者・ユーザーの興味関心を「コトバ」レベルで解析し、広告主のマーケティング活動に役立てようというサービスとなっている。

 これにより、広告主企業は自社ブランドの顧客・将来顧客が「小学館メディア群へ来訪時」にどのような情報、コンテンツに関心を持ち、結果的にどのように自社商品とエンゲージメントを高めていくのかについて、「データに基づく“独自の洞察”」を加えることが可能となる。

ブレインパッドの「Rtoaster」と「DeltaCube」とは

ブレインパッドの「Rtoaster」と「DeltaCube」とは

 「コトバDMP」の特長を実現する中核機能として、採用されたのがブレインパッドの「Rtoaster」と「DeltaCube」だ。「Rtoaster」は、ブレインパッドが開発・提供する最先端のレコメンドエンジンが搭載されたプライベートDMPで、データの蓄積・管理から、スマートフォンアプリ/ウェブサイト/デジタル広告/メールなどの多様な顧客接点におけるパーソナライズアプローチ、行動ターゲティング/レコメンドといったアクションまで、デジタルマーケティングを強力にサポートしてくれる機能。国内最大規模のプライベートDMPとして、250社以上のさまざまな企業に導入・活用されている。

 「DeltaCube」は、DMPに蓄積された膨大なデータをデジタルマーケティング施策に活用する際に、顧客の属性やウェブサイト上での行動などに基づき、適切なグループに分類する(=セグメントを作成する)作業を自動化・効率化できるツール。

 この「Rtoaster」と「DeltaCube」が「コトバDMP」の機能を支えているというわけだ。小学館が「Rtoaster」と「DeltaCube」を採用した経緯としては、自然言語処理技術が「すでにマーケティングで実用化」されている、稀有な機能(「興味キーワード」セグメント機能)を保有している点。「Rtoaster」が業界トップシェアのみならず、「メディア業界での導入実績」が多くある点などが挙げられている。

クライアントのマーケティング活動を支援してきた歴史と実績

 デジタルマーケティングやビッグデータの活用などが当たり前になってきた昨今。どこの企業の、どのサービスを使って情報収集をするかは大きなカギになっている。ブレインパッドは多くの企業の導入実績が多数あり、小学館が今回導入したことも頷ける。

 「Rtoaster」は、製品を発表してから10年、現在では小売・流通、金融、メディア、化粧品・化学をはじめ、幅広い業界で活用されてきた。今後もブレインパッドは、「Rtoaster」を中心に最先端のマーケティングプラットフォームを提供することで、クライアント企業の高度かつ精緻なマーケティング活動を支援していくとしており、今後もどの企業が導入するのか、どのような機能が実装されるのか注目しておきたい。

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