メルカリがCtoC事業などを行う企業に出資する「メルカリファンド」を開始

ECのミカタ編集部

 株式会社メルカリがCtoC事業やその周辺事業を行う企業に出資をする「メルカリファンド」を開始すると発表。メルカリファンドでは、商材やサービス等特定の分野に特化したCtoC事業を行う企業や、マーケットプレイスの活性化を促進する事業を行う企業等を対象として投資を行う。出資先の事業と「メルカリ」や「メルカリ アッテ」等のサービス連携も検討しているという。

 メルカリがまた新たな動きを見せた。CtoC事業やその周辺事業を行う企業に出資をする「メルカリファンド」を開始すると発表したのだ。メルカリでは今までにも、ネットショップ開設サービス「BASE」を運営するBASE株式会社、家電・カメラ等のレンタルサービス「Rentio」を運営するレンティオ株式会社などに出資している。

 本プロジェクト開始に伴い、2017年6月には、スマートフォンアプリで語学レッスンを受けられるサービス「flamingo」を運営する株式会社フラミンゴに出資した。今後もあらゆるモノやサービスを売買できるマーケットプレイスの実現を目指していくという。

買収などが目的の投資ではなく、マーケットプレイスの活性化を図っていく姿勢

 メルカリファンドはCtoC事業を行う企業や、マーケットプレイスの活性化を促進する事業を行う企業等を対象として投資を行っており、いわゆるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)や子会社設立やファンドの組成を伴うものではないという。あくまでメルカリ本体でのプロジェクトを指しているという形。

 つまりは買収などが目的の投資ではなく、あくまでCtoCサービスや、その周辺サービスの支援によるCtoCプラットフォームの拡大ということだ。

 プラットフォームとしての地盤をより強固なものにしようというメルカリの攻めの姿勢が見て取れる。メルカリファンドの出資金額については特に上限を設定せず、個別案件ごとに検討するという。今後は出資先の事業と「メルカリ」や「メルカリ アッテ」などのサービスとの連携も検討するとしており、新たな取り組みでどういったサービスが生み出されるのか期待しながら見守りたい。

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