ハコベル、関西エリアでサービス開始。シェアという概念の広がり

ECのミカタ編集部

 ラクスル株式会社 (東京都品川区、以下ラクスル)の提供しているシェアリングエコノミー型ネット運送・配送サービス 「ハコベル」は、2015年12月のサービス開始以降、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・福岡県でサービスを展開していたが、 7月6日(木)より集荷対象エリアに大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県を加え、1都2府7県でサービスを展開する。

 ラクスルは、全国の印刷会社をネットワーク化し、各社の非稼働時間を活用することで、小ロットから大ロットまで高品質な印刷物を低価格で提供する印刷ECサービス「ラクスル」を展開。また、限られた商圏でチラシを使って集客・販促活動を行っている中小企業や個人商店の「商売をラクにして、商売革命を起こす」という使命を掲げ、誰でも簡単に効果の出るチラシのデザイン、印刷、配布をワンストップで担う集客支援サービスも提供。

 2015年12月からは、印刷ECサービスで培ったノウハウをもとにハコベルをスタートさせており、印刷業界に限らず物流業界でも「仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる」というビジョンのもとチャレンジを続けている。

 ハコベルでは、パソコンやスマートフォンから最適なドライバーをマッチングして、荷物の配送予約から支払までを行うことができる。インターネットを使って各運送会社の非稼動時間を有効活用し、低価格な運配送の仕組みを実現。サービス利用後には利用者がドライバーを評価する仕組みを設け、優良ドライバーのみをネットワークすることで、高品質のサービスを提供している。 

ハコベルの利用手順

ハコベルの利用手順

 荷主と運送会社をオンラインで直接繋げることで無駄を省き、より「安く」、より「早く」、より「安心」して配送案件を依頼できる仕組みとなっている。

個人保有はもう古い?シェアという概念の広がり

 近年話題となっている「シェアリングエコノミー」。 個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスのことで、 「Uber(ウーバー)」や 「Airbnb(エアビーアンドビー)」など、今までは「人」がそのサービスの対象となることがほとんどだった。

 しかし、ハコベルは対象が「モノ」であるというところが目新しい。いよいよ物流界にもシェアリングエコノミーが適用され始めたのである。このように今後、あらゆる場面でシェアリングエコノミーが広まっていくだろう。あらゆるモノやサービスが、個人保有ではなくシェアされるようになる日も近いのかもしれない。

ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事