加速するフリマアプリの勢いを実態調査。傾向をつかんで攻略の糸口に【MMDLabo調べ】

ECのミカタ編集部

 MMD研究所株式会社コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、「2017年フリマアプリに関する利用実態調査」を実施した。

 スマートフォンを所有する10~60代の男女23,107人に事前調査としてフリマアプリの利用経験について聞いたところ、「現在利用している」と回答した人は31.4%、「過去に利用したことがある」が15.2%と合わせて46.6%が利用したことがあることがわかった。2016年に行った同様の調査と比較すると10.9ポイント利用経験が増えているという。

フリマアプリの利用経験、出品経験

フリマアプリの利用経験、出品経験

 事前調査においてフリマアプリの利用経験があると回答した人を対象に、フリマアプリの利用について13歳~39歳の男女1,837人を抽出し、利用状況を聞いたところ、「出品・購入したことがある」が60.2%と最も多く、「出品のみしたことがある」が9.0%、「購入のみしたことがある」が30.8%となった。

フリマアプリを利用した理由

フリマアプリを利用した理由

 フリマアプリ利用経験者を対象に、フリマアプリを利用した理由(複数回答可)を聞いたところ、「安く買えるから」が50.5%と最も多く、次いで「不要なものが売れるから」が37.9%、「簡単に利用できるから」が36.7%だった。

フリマアプリでの購入商品/出品商品ジャンル

フリマアプリでの購入商品/出品商品ジャンル

 フリマアプリでの購入商品のトップは、男性10代・20代・30代が「エンタメ・ホビー」、女性10代が「エンタメ・ホビー」、女性20代・30代が「洋服」となった。

 一方で出品商品のトップは、男性10代が「エンタメ・ホビー」、男性20代が「ゲーム」、男性30代が「洋服」、女性10代が「エンタメ・ホビー」、女性20代・30代が「洋服」となっている。

知っているフリマアプリと利用しているフリマアプリ

知っているフリマアプリと利用しているフリマアプリ

 また、知っているフリマアプリ(複数回答可)を聞いたところ「メルカリ」が90.9%と最も多く、次いで「ラクマ」が56.2%、「Fril」が38.4%となった。続いて、利用しているフリマアプリ(複数回答可)を聞いたところ、「メルカリ」が74.1%と最も多く、次いで「ラクマ」が18.3%、「Fril」が12.9%となった。

勢いを増すフリマアプリやCtoC、シェアリングエコノミーの流れをうまく掴めるか

 この調査結果を見てもわかる通り、フリマアプリは若い世代を中心にどんどん認知度が上がっている。CtoC ECはまだこれから新たなサービスの出現により勢いを増すだろう。時代背景も相まってシェアリングエコノミーの流れは世間に浸透していくはずだ。

 こうした調査結果をもとに、どの世代がどういった動きを見せているのかを知ることで新たなサービスのアイデアや構築のヒントになるはずだ。これからの時代の流れをつぶさに感じ取って自社のサービスに転化してほしい。

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