「MakeShop」の全ECサイトでの年間総流通額が過去最高1,441億円に(16年1月〜12月)その内訳は?

ECのミカタ編集部

 GMOメイクショップ株式会社(以下「GMOメイクショップ」)が提供する「MakeShop」が2016年1月〜12月の「MakeShop」の全ネットショップにおける年間総流通額が過去最高の1,441億円に達したことが発表された。

 今回の過去最高額という数値にはどうやら、SNS施策、とりわけ”SNSの使い分け”が関係しているようだ。

SNSの経由のPVは前年比21%も増加

 近年、EC業界ではネットショップへの集客やブランディング、顧客との接触などの目的でSNSを活用するショップが増えている。

 実際にSNSでの集客は成果が出ており、「MakeShop」で構築されたネットショップの主要SNS(「Facebook」、「Twitter」、「Instagram」)経由のPV数を抽出したところ、2016年の主要SNS合計PV数は前年比21%増の1,154万件となった。

 中でも「Instagram」は、利用者の増加に伴ってPV数も急増しており、2016年は前年度5,249件の約260倍となる137万5,725件に上った。

ポイントはSNSの使い分け?オープン1時間で完売した事例も

 今年4月30日には、「Instagram」のフォロワー数18万人、「Twitter」のフォロワー数23万人を抱える女子高生モデル・田中芽衣さんがプロデュースする雑貨ブランド「mememi(メメミ)」のネットショップが、「MakeShop」を利用してオープン。

 ビジュアルでのアピールに長けた「Instagram」では、オープン前日から販売予定の商品写真を多数掲載して購買意欲を高め、その一方で、即時性や拡散力のある「Twitter」では、オープン直後から人気アイテムの在庫情報や追加情報などを分刻みでツイートしていくなど、効果的なアプローチを行った。

 加えて田中芽衣さん本人のアカウントでの投稿の相乗効果もあり、オープンわずか1時間で全商品が完売、オープン初日にして400万円を売り上げたというのだから驚きだ。

ターゲットの日常に溶け込む販促手段

 コミュニケーションの場所であるSNSはすでに日常の一部と化しているからこそ、その日常の中に溶け込みながら、情報発信していくことが重要だ。それが各SNSの特性を掴み、使い分けることなのではないだろうか。

 「MakeShop」では、引き続きSNSの活用が行われているようで、今後もSNS経由の集客・売上拡大傾向は続くとしている。あからさまな広告ではない、販促手段の一つとして、活用しない手はないだろう。

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