人工知能が犬の足を守る!?「AIアナリスト」でWebサイトの分析・改善提案を自動化

ECのミカタ編集部

 株式会社WACUL(読み:ワカル 本社:東京都千代田区)は、株式会社ディライトクリエイション(本社:東京都港区)が展開する、獣医師監修のもとで厳選した犬の靴・靴下を専門に取り扱うECサイト「docdog(ドックドッグ)」に、Webサイトのデータを分析し改善提案まで行う人工知能「AIアナリスト」を導入したと発表した。

 「docdog(ドックドッグ)」は、夏の散歩時の肉球火傷予防やアウトドア、老犬の滑り予防に至るまで、様々な足元トラブルを予防・保護する『犬の靴・靴下』を専門に取り扱うECサイト。日中に熱を溜めこんだアスファルトは夕方になっても温度が下がりにくく肉球の火傷リスクがあることから、気象庁で“スーパー猛暑日”が多くなると言われているこの夏、さらに『犬の靴』の需要の高まりが注目されている。

 その中で、docdog(ドックドッグ)はWeb運営にも力を注いでおり、サイトオープンから1周年を迎えた現在においても、会員登録者数や売上は順調に伸長している。今後さらなるサイトの改良を目指して、Webマーケティング領域でも現在関心が高まる人工知能を用いたツールの活用を検討した結果、「AIアナリスト」の導入に至ったという。

 Webデータ解析担当は決まった定点データを日々分析しているが、データ量が膨大なため、解析に多くの時間を要していたという。「AIアナリスト」はWebサイト全体のデータを網羅的に分析するツールであるため、サイト分析の工数を大幅に削減することができる。また、その結果を踏まえて、今までになかった視点でサイト改善の提案まで自動で出してくれる。

向上スパイラルを生み出す、AIを使ったマーケティングオートメーション

向上スパイラルを生み出す、AIを使ったマーケティングオートメーション

 今やWebデータは想像をはるかに超える情報を収集できるようになった。その膨大なデータを人間が管理し、分析し、サイトに落とし込んでPDCAサイクルを回していくという作業量の多さは計り知れない。猫の手、いや犬の足、いやAIの頭脳を借りた方が、はるかに効率的で正確であることは言うまでもない。

 作業も効率化される上、自動で改善策まで提示してくれるとあればマーケティング担当者のリソースは改善点のみに集中させることができる。ここまで技術は進歩した。きちんと使ってあげることで社内リソース、ユーザー体験、売上の向上と良いスパイラルが生まれるのだ。導入に向けて、一考の余地は十分にあるだろう。

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