中国越境ECをさらに加速させるFRANK&いつも.の「チャイナフォワード100」がリリース

ECのミカタ編集部

 株式会社いつも.(本社:東京都港区、以下「いつも.」)とFRANK(フランク)グループ(本社:中国深セン)が、日中の両国でEC運営実績トップクラスの人材と販売ノウハウをもって中国越境EC総合支援を行う「株式会社FRANK&いつも.」(本社:東京都港区)を設立した。

 現在、中国BtoCのEC市場は日本のEC市場の5倍以上となる60兆円を超え、数年以内に100兆円を突破する勢いで成長を続けている。今後も中間層へのEC利用の広がりや5Gなどの次世代通信網の完備も背景に数年以内に100兆円を突破するとの予測もあるなど、中国EC市場の成長と連動し「安心・安全・高品質の日本製品」を日本企業からECで購入する越境ECは堅調な成長を見せている。

 しかし、ここ数年多くの日本企業が中国向け越境EC参入の検討をしているものの「日本を窓口にEC運営を安定的に対応できる」「中国越境ECのマーケティングに精通している」「安定かつ大量販売を実現できる越境EC物流モデル」を提供できるサービス企業がまだまだ少ないということもあり、ECを行う企業の成長戦略では必須となる中国EC市場参入とスピード感のある販売機会拡大を進めていくことが課題だった。

 そのような背景もあり、日本企業の中国越境EC参入と販売拡大を総合的に支援するために、「いつも.」とFRANK(フランク)が、新会社「株式会社FRANK&いつも.」を設立した。

 京東物流(JD Logistics)の中国保税物流・中国国内高速配送サービスを活用することにより「JD Worldwide出店・サイト運営代行・JD保税物流およびヤマトグローバルロジスティクス国際物流」の契約と運用を日本窓口にワンストップで提供可能な「チャイナフォワード100」というサービスを開始するとしており、このモデルの提供開始は日本初となる。

約9億人に対してのプロモーション運用も可能。チャンスを掴むタイミングは「今」

約9億人に対してのプロモーション運用も可能。チャンスを掴むタイミングは「今」

 日本企業がこのサービスを利用することで、推計で100兆円に近づいている中国巨大EC市場の中で急速にシェアを伸ばしている越境ECプラットフォーム「京東全球購(JD Worldwide)」にて、スムーズに出店することが可能だ。

 JD運営支援パートナーとして日本を窓口にJDへの交渉・出店審査、出店申請手続きサポート、ページ制作、翻訳、プロモーション、顧客対応などのサイト運営、JD Worldwideとデータ連携している京東物流(JD Logistics)の保税ストック物流およびヤマトグローバルロジスティクスが提供する国際物流の契約と運用をワンストップで活用することを可能にした。

 プロモーションに関しても、京東集団の最大の株主で中国のメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」などを運営するテンセントも日本国内における正規代理店として連携し、約9億人に対してECサイトと連動したプロモーション運用も提供可能となっている。

 日本国内のECもまだ堅調に伸びているが、中国の伸び率は桁が違う。こうした新たなフルフィルメントの越境ECプラットフォームが誕生することで、ますます中国をはじめとした世界の市場に日本製品を送り出すことが容易となった。日本での販売と同じように世界に打って出ることが可能とあれば進出しない手はない。拡大しているチャンスを掴むタイミングは、まさに今なのではないだろうか。

ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事