「Arcadier」と「Omise」が提携。世界を舞台にしたEC事業はますます身近に

ECのミカタ編集部

日本および東南アジアでオンライン決済サービスを展開する「Omise」は、この度、オンラインマーケットプレイスを誰でも簡単に作成することのできるサービスを世界的に展開している「Arcadier」と業務提携すると発表した。

 現在、世界中で、個人がオンライン上で自らの時間、能力、持ち物などを売買する「マーケットプレイス」型のビジネスが流行している。Arcadierのサービスはそのようなオンラインマーケットプレイス型のビジネスを、プログラミングを一切用いることなく誰でも数分で簡単に作成することが可能だ。

 Omise Paymentは、EC事業者向けオンライン決済サービス。ウェブサイトやスマートフォンアプリに数行のコードを埋め込むだけで導入できるだけでなく、初期費用や固定費用をかけずにクレジットカード決済機能が利用できる。現在、利用可能な国は、日本、タイ、シンガポール。今後はインドネシア、マレーシアでもサービスが開始される予定だという。

 今回の業務提携により、Arcadierのサービスを利用してオンラインマーケットプレイス型ビジネスを始めようと考えている事業者は、あらかじめ組み込まれたOmiseのオンライン決済サービスを通じてクレジットカード、デビットカードによる安全な決済を簡単に導入できるようになる。

伸びる世界のEC産業。身近に手軽に取引を

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 現在、世界中で、個人がオンライン上で自らの時間、能力、持ち物などを売買する「マーケットプレイス」型のビジネスが流行しており、東南アジアのeコマース市場は2025年に2000億ドルを超えると予測されている。

 加えて、日本においてもシェアリング・エコノミーの国内市場規模は2014年度には約233億円だったが、2018年度までに 462億円まで拡大すると予測されている。それぞれの地域においてオンラインマーケットプレイス型ビジネスの需要は今後ますます拡大していくと推測される。

 そうした背景もあり、何かを「買う」という行為に国境はなくなりつつある。決済の場面に関しても同様だ。こういった提携が進めばますます世界は身近になり、売る側も、買う側もハードルが低くなる。誰でも簡単に世界を相手に取引が行える時代はもう到来しているのだ。

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