2017年7月開始のメルカリファンド、すでに有望5社に出資

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、2017年7月にスタートした「メルカリファンド」を通じて現在までに3社に出資を行い、新たに株式会社ジラフと株式会社BrainCatへの出資を行ったこと、そして同時にメルカリファンドのWebサイトを公開したことを発表した。

メルカリファンドの新たな実績

メルカリは2017年7月にCtoC事業やその周辺事業を行う企業に出資をする「メルカリファンド」をスタートした。その活動の一環として株式会社ポケットマルシェ、株式会社Baycare、株式会社キッチハイク、株式会社BrainCat、株式会社ジラフの計5社に出資を行った。同ファンドが行った新たな実績である。

・株式会社ジラフ
新たに出資した株式会社ジラフは、月間利用者数が実に140万人を超え、買取商品数は90万件以上、買取口コミ数1.5万件以上となる日本最大級の二次流通品の買取比較サービス買取プラットフォーム「ヒカカク!」を運営している。また、本年10月には検品済みの中古スマートフォンを売買できるフリマサイト「スマホのマーケット」のサービスも開始している。

・株式会社BrainCat
同じくメルカリファンドが出資した株式会社BrainCatは、2018年3月にリリース予定のお金のやりとりをベースにして、継続的かつ双方向のコミュニケーションを実現する相互扶助のプラットフォーム「Gojo(ゴジョ)」を開発中の企業だ。

今回のジラフおよびBrainCatへの出資を通じて、ノウハウ共有などさらなる両社の事業の成長を促進していくとしている。またメルカリファンドは、CtoCプラットフォームの拡大により個人のエンパワーメントが最大化する世界を目指す意向だ。

【メルカリファンド Webサイト】
https://fund.mercari.com
※「メルカリファンド」は、出資プロジェクトの呼称であり、子会社設立やファンドの組成を伴うも
のではない。また個別案件における出資金額や比率は非公開となっている。

メルカリファンドがすでに出資を行った5社

【ポケットマルシェ】
会社名:株式会社ポケットマルシェ
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座4-13-8-801 (本店所在地 岩手県花巻市藤沢町446-2)
事業内容:農家や漁師がスマホを通して生産物を消費者に直接販売できるアプリ「ポケットマル
シェ」を運営
代表者名:高橋博之
会社URL: http://www.pocket-marche.com/

【キッチハイク】
会社名:株式会社キッチハイク
所在地:〒110-0015 東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG. 4F
事業内容:みんなでごはんを食べる地域コミュニティサイト「KitchHike(キッチハイク)」の運営
代表者名:山本雅也・藤崎祥見
会社URL: http://kitchhike.jp/

【BrainCat】
会社名:株式会社BrainCat
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
事業内容:来春開始予定のソーシャル基金サービス「Gojo(ゴジョ)」の開発・事業推進
代表者名:中村貴一
会社URL: http://www.braincat.live/

【BayCare】
会社名:株式会社BayCare
所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷1-22-6-506
事業内容:介護保険法に基づく住宅サービス事業・インターネットサービスの開発及び運営
代表者名:洞汐音
会社URL: http://www.bay.care/

【ジラフ】
会社名:株式会社ジラフ
所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿5-1-15
事業内容:
検品済み中古スマートフォンのフリマサイト『スマホのマーケット』 URL: https://smama.jp/
買取価格比較サイト『ヒカカク!』URL: https://hikakaku.com/ (月間利用者数140万人突破)
スマートフォンの修理価格比較サイト『最安修理ドットコム』 URL: http://saiyasu-syuuri.com/
代表者名:麻生輝明
会社URL: http://jiraffe.co.jp/

拡大するEC市場に対して多くのプレイヤーが参加し、また参加を準備している。一方で実力がありながら資金的ハードルの前に本来の実力を発揮しきれない事業者も多い。そうした状況の中で先を行くリーダー企業が資金的ニーズのある実力起業を支援するのは、市場全体のさらなる興隆の面からも大いに歓迎されるべき取り組みと言えるだろう。同社の今後の新たな展開が注目される。