日本のEC史そのもの!楽天が「楽天市場ECヒット商品20年史」をまとめる

ECのミカタ編集部

楽天株式会社(以下「楽天」)は、同社の創業20周年を記念して「楽天市場ECヒット商品20年史」を作成し公表した。

日本のEC市場の歴史そのもの

楽天は、2017年で創業20周年を迎えた。同社は、日本におけるECの黎明期から現在に至るまで、成長を続けるEC業界を担ってきたと言える企業だが、その楽天が、今回20年間にわたるECの歴史を取りまとめた「楽天市場ECヒット商品20年史」を作成した。

同社にとって記念すべき年となった本年に取りまとめた年史は、EC市場におけるトレンドの変遷を振り返るとともに、日本におけるEC市場の成長過程を簡単に理解できる年表となっていて、楽天内のサイトとして公開されている。

「家電」「お取り寄せ」から「インスタ映え」まで、トレンドの変遷が見えてくる

楽天では、毎年、「楽天市場」における2億点以上にのぼる商品の膨大な購買データを元に消費動向や社会情勢を振り返り、その年を象徴するキーワードを「楽天市場 ヒット番付」として発表している。その番付の中でも、20年史はまさにその集大成であり、そこから見えてくるのは、日本のEC市場の歴史そのものとも言える。

1997年の楽天創業当初は、家電などが主な売れ筋だったが、2000年代に入るとモバイルに対応し、「おとりよせブーム」の盛り上がりから地方の特産品が人気を得る。またECで酒類を購入することが浸透したのもこの時期だ。

2010年代に入るとECが生活の中にすっかり浸透し、高額なものや高級なものももちろんだが、日用品や生活必需品をネットショップで購入するスタイルが定着する。また、おじいちゃんおばあちゃんから、孫にランドセルを送るような「三世代消費」も顕在化する。

直近の状況では、SNSの利用が浸透し、楽天の売れ筋にも、カラフルで愛らしいスイーツなど「インスタ映え」するアイテムの購入が増えている。

『楽天市場EC ヒット商品20年史』の詳細

「楽天市場 EC ヒット商品20年史」各年代の特徴と代表的ヒット商品

▶楽天市場サービス開始。家電などメーカーによる品番のついている商品(=型番商品)を安く購入できるとECが注目され始める。

●1997年
・家電
・DVDソフト

▶楽天市場にPCや本など商品カテゴリー別のサービスが登場。購入者が多くなるほど価格が下がる『共同購入』も大きな流れに。

▶楽天市場のモバイル版が登場。お中元や敬老の日などのテーマに合わせた商品を紹介する特集ページもスタート。

●2001年
・スイーツの福袋
・カニ
・ショルダーバッグ
・シフォンケーキ

▶おとりよせグルメが注目される。地方特産品が人気を博し、ECにも波及。香川県の「さぬきうどん」や北海道・北陸地方の「カニ」などが人気に。

●2002年
・ぬきうどん
・猫砂
・かりんとう
・マンボウソファ

▶ECで酒類を買うことが浸透。デイリー使いできるワインやリアル店舗では手に入りにくいプレミアム焼酎など、ネットならではの品揃えが人気に。

●2003年
・赤兎馬
・デイリーワイン
・エバメールゲルクリーム
・もろみ酢

▶海外で流行した商品やリアル店舗では品揃えの少ない商品がECで買われる傾向が強まる。ネットならではのヒット商品が生まれるようになる。

●2004年
・プロ野球チップス
・韓国ドラマ関連商品
・ヌーブラ
・コントレックス(水)

▶おとりよせグルメブームが到来。カニなどの地方特産品はもちろん、ご当地スイーツなどのヒット商品が数多く誕生。

●2005年(日用品需要が増加)
・神戸スイーツ
・よなよなエール
・豆乳クッキー
・ダイソンの掃除機

▶ミネラルウォーターやコンタクトレンズ、お米などの日用消耗品をECで買うという新しい消費傾向が顕著に。ネットならではの「わけありグルメ」人気も本格化する。

●2006年(ブランドグルメ)
・中華街グルメ
・コンタクトレンズ
・新潟産コシヒカリ
・生チーズケーキ

▶流行の商品をECで買うのが定番化。リアルとネットの垣根がなくなり、柔軟剤などのトレンド商品がECでもヒットする。人気アーティストの影響もあり、きれい目ながらも主張のある「お兄系ファッション」が注目される。

●2007年
・ビリーズブートキャンプ
・レギンス
・割れチョコ
・SK-Ⅱ

●2008年(円高還元、送料無料ブーム)
・花畑牧場・生キャラメル
・コアリズム
・ダウニー(柔軟剤)
・スカルプD

●2009年
・皆既日食グッズ
・美顔器
・地デジチューナー
・ロールケーキ

▶ECが生活に浸透し、日用品から高価格帯の商品まで、幅広いカテゴリーの商品が買われるように。楽天市場独自のロングセラーも生まれた。お盆の帰省時に祖父母から孫へランドセルを注文するというような「三世代消費」も見られるようになる。

●2010年
・骨盤ガードル
・クリスタルガイザー(水)
・英語教材
・韓国コスメ

●2011年
・バウムクーヘン
・ルンバ
・高級ランドセル
・スイマーバ

●2012年
・低反発枕
・グリーンスムージー
・おせち
・酵素ドリンク

▶スマートフォンの普及により、ちょっとした空き時間を利用し、スマホ経由で気軽にECで買い物する傾向が強まる。ハロウィン関連商品やアナ雪グッズなど、若者や女性に人気の商品が売れ筋に。

●2013年
・ハロウィングッズ
・TRF エクササイズDVD
・レイコップ(布団用掃除機)
・スマートフォン対応手袋

●2014年
・アナと雪の女王グッズ
・妖怪ウォッチグッズ
・母の日ギフト
・ワンダーコア

●2015年
・BOTANIST(シャンプー)
・ふるさと納税
・ココナッツオイル
・水素水

●2016年
・ダニエルウェリントン(腕時計)
・インスタ映えスイーツ
・ハイブリッド商品
・90年代リバイバル

この20年間は、日本国内にインターネットが浸透しIT業界が興隆してきた時代であり、EC市場の歴史そのものだ。その歴史と寄り添ってきたトップランナーであり、巨大ECモールである楽天だからこそ、まとめられた重みのある年始と言えるだろう。

同時に発表された「楽天市場ヒット番付」の詳細はこちら!

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