メルペイ代表取締役に青柳直樹氏が就任。金融関連の新規事業に注目が集まる

ECのミカタ編集部

 フリマアプリを運営するメルカリは11月28日、同社の100%子会社であるメルペイの代表取締役に青柳直樹氏が就任したことを発表した。メルペイは金融関連の新規事業を推進するが、現段階で事業詳細は非公開となっている。

 メルカリが、金融関連の新規事業を行う新会社「メルペイ」を11月20日に設立し、青柳直樹氏が代表取締役に就任した。青柳氏はドイツ証券を経て、グリーの取締役CFOや、GREE International CEO、事業統括本部長として活躍。グリーの上場や成長に貢献した経歴を持つ。

 この度立ち上げられたメルペイでは、これまでの経験を活かし、事業戦略の策定や遂行、採用強化や組織体制の構築を担当していくという。メルペイのコアメンバーは青柳氏のほか、元WebPayのCTOとしてLINEグループに参画し、LINE Pay事業を経験した曾川景介氏などで構成されている。メルペイでは新たな金融・決済サービスを提供していく予定で、事業の詳細については追って発表される。

 青柳氏は「メルカリのミッションとバリューに強く共感しています。企業経営に関わってきたこれまでの経験を活かして、人々の生活に新たな価値提供をしていけるような新しい事業の創造を目指します。そして、『新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る』というメルカリのミッション実現に、積極的に貢献していきたいと思います」とコメントしている。

メルカリは「生活インフラ」として、なくてはならない存在になり得る

 「メルカリNOW」や「メルカリファンド」、2018年中にはシェアサイクル事業に参入を狙うなど、メルカリは急速に事業を拡大している。ライブコマース分野も盛り上がりを見せ、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

 そうした様々なプラットフォームが構築されていく中、お金の流れを把握・コントロールできるようにしていく事業に着手することは非常に手堅いなと思うと同時に、メルカリはこれから「生活インフラ」として台頭していくのだと強く感じた。さぁ。青柳氏を筆頭にメルペイがどういった展開を見せるのか。これは注目しておかざるを得ない案件だろう。

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