2018年、企業の広告・マーケティング担当者はどう動く?【コムエクスポジアム・ジャパン社調査】

ECのミカタ編集部

 2018年、企業の広告・マーケティング担当者はどう動く?【コムエクスポジアム・ジャパン社調査】

コムエクスポジアム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 武富正人、以下「コムエクスポジアム・ジャパン」)は、同社が主催するマーケティング国際カンファレンス「ad:tech」「iMedia Summit」に参加した企業に「2018年の取り組み」に関するアンケートを実施し結果を公表した。

企業における広告・マーケティングの「今」について調査を実施

マーケティングの国際カンファレンスを多数企画、実施しているコムエクスポジアム・ジャパン社は、同社が主催するマーケティングの国際カンファレンス「ad:tech」「iMedia Summit」に参加した企業の広告、マーケティング担当者に対して「2018年の取り組み」に関するアンケートを実施した。

◆調査概要
調査期間:2017年12月5日~12日
手法:インターネット調査
対象:企業の広告・マーケティング担当者
回答人数:60名

2018年、企業の広告費は増えるのか?

2018年、企業の広告費は増えるのか?

◆Q.2018年度の広告予算の増減予定は?

回答結果からは、33.6%の企業が、2018年度は広告予算を増加予定(大幅増加、増加、微増の合計)していることが分かった。

ペイドメディアである広告に関しては、近年、コンバージョン率の低さや多額の予算が必要となるケースが多いことから、他の手法を探る動きも活発だが、堅調な経済動向などを反映してか、3割以上の企業で広告費を増やす意向であることが浮き彫りとなった。

台頭するオウンドメディア

台頭するオウンドメディア

◆Q. 2018年、予算をかけて取り組みたい、注力したいメディア・手法は?(複数回答)

「インターネット動画広告によるブランドリフト」
「オウンドメディアのコンテンツ制作、コミュニティ運営」
「社外データの活用(オープンデータ、匿名加工情報など)」
「アンバサダー、インフルエンサー、ファンの育成、活性化」

などが上位に入った。特にペイドメディア、アーンドメディアと並ぶトリプルメディの一つ、オウンドメディアへの各企業の強い関心が分かる。企業が独自に持つオウンドメディアは、ロイヤルカスタマーを醸成する上での切り札とも言われ、SNS施策との連携などを合わせて2018年はさらに熱い分野となりそうだ

広告・マーケティング担当者は、悩み多い仕事?

広告・マーケティング担当者は、悩み多い仕事?

◆Q. 他社とディスカッションしたい、より深く情報を得たいテーマは?(複数回答)

「マーケターのキャリアアップについて」「ネットメディアの選び方と有効な活用」が上位に入った。広告やマーケティング分野における、より細分化された回答項目もある中、そもそものメディア選定やマーケティング担当者のキャリアアップという、非常に大本の部分に高い関心が寄せられているのが分かる結果となった。

全体を通してみると、ペイドメディアへの注力が引き続き行われる一方、オウンドメディアへの高い関心と、インフルエンサーなどを活用したSNS上の施策への高い関心が伺える。

特にオウンドメディアについては、クリエイティブの質の担保やコンテンツ企画の方法など製作面での課題も多く、この分野への知見提供や情報共有も急務となりそうだ。いずれにしろ2018年は、こうした新たな手法がいよいよ顕在化する、そんなエキサイティングな年になりそうな予感がする。

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