越境EC対応が最短1日で可能になる『ジグザグ×ミニマル・テクノロジーズ』の提携

ECのミカタ編集部

越境EC対応が最短1日で可能になる『ジグザグ×ミニマル・テクノロジーズ』の提携

株式会社ジグザグ(以下「ジグザグ」)と株式会社ミニマル・テクノロジーズ(以下「ミニマル・テクノロジーズ」)は業務提携し、国内ECサイトの海外対応における「多言語化・決済・発送の課題を一挙に解決する越境ECパッケージサービス」の提供を開始することを発表した。

越境ECを最大限加速化する両社の提携

越境EC支援ソリューション『WorldShopping BIZ』を提供するジグザグ社とWebサイト多言語化開発ツール『WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)』を運営するミニマル・テクノロジーズ社は業務提携し、国内ECサイトの海外対応における多言語化・決済・発送の課題を一挙に解決する越境ECパッケージサービスの提供を開始することを発表した。

今回の業務提携により、ECサイト事業者は既存の自社ECサイトにJavascriptのコードを1行設置するだけでという簡単なプロセスで、越境ECに必要なサイトの多言語化と、海外ユーザー用に最適化されたショッピングカートが設置できる。

また、商品注文受付から決済、海外発送、カスタマーサポートまでECサイト事業者の手間をかけることなく海外対応を行うことが可能にとなる。サービスの開始は2018年1月中旬を予定している。

越境ECを成功に導く両雄

◆高機能多言語化ツール『WOVN.ioウォーブンドットアイオー』

『WOVN.io』は、開発者の手を借りることなく、最大30ヶ国語まで多言語化することが可能な高機能ツールだ。ログインやレコメンドを含む全動的ページも多言語化でき、新しく追加される商品を自動で翻訳・公開する機能まで実装している。必要に応じて海外検索エンジンにもインデックスさせる機能も利用可能だ。

◆125ヶ国対応、受注~発送までを自動化する『WorldShoppingBIZチェックアウト』

『WorldShoppingBIZチェックアウト』は、国内ECサイトにアクセスする海外からの注文受付から不正決済対応、125ヶ国への海外発送まで自動対応可能にするソリューションだ。海外IPアドレスとブラウザ言語を識別し「かな入力」を必要としないフォームなど海外ユーザーに最適化されたWorldshoppingチェックアウトが表示される。

主だったクレジットカードの他、Paypalや銀聯カードAlipayなど、多様な決済手段に対応し、海外ユーザーからの注文受付購入代行・海外発送対応・顧客対応までをすべてWorldshopping(ジグザグ社)が行う。これによりEC事業者はデータ連携やシステム改修なく短時間、且つ低コストで越境EC対応が実現できることに加え、海外対応やオペレーション変更を一切行うことなくノーリスクで越境販売対応が可能となるのだ。

急拡大する越境EC市場を押さえろ!

経済産業省は、越境EC(インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引)の世界の市場規模は、中国とアメリカを中心に2020年まで毎年、対前年20%以上で成長し、2016年の4,000億USドル(約44兆4,000億円)から2020年には9,940億USドル(約110兆3,000億円)の市場になると予測している。
(経済産業省 平成 29 年 4 月発表「平成 28 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備、電子商取引に関する市場調査」より)

しかし越境ECを行う上でWebサイトの多言語化・海外決済対応・海外物流などの開発、費用面のハードルに加え、EC事業者の海外対応オペレーションやノウハウ不足によるハードルがあるのも事実だった。

そこで、最短5分でWebサイトを30ヶ国語に対応できる多言語化技術に強みをもつミニマル社と、海外決済対応・海外物流などショップのオペレーション課題や越境ECノウハウに強みをもつジグザグが双方の強みを掛け合わせることでこれらの課題を包括的に解決するべく、今回の業務提携に至ったのだ。

今回の提携により、ジグザグの持つ「海外からの注文受付~不正決済対応、125ヶ国への海外発送まで自動対応可能にするサービスやノウハウ」とミニマル社の持つ「最短5分でWebサイトを30ヶ国語に対応できる多言語化技術」との高密度な連携が可能となった。

ECサイトの構造やオペレーション体制を変更することなく、安価かつスピーディにECサイト運営が行えることを意味し、EC市場に繰り出す事業者にとっては大変心強い限りだ。今回の提携ソリューションがグローバルで羽ばたく様子をぜひ注視したい。


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