【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月16日版)

ECのミカタ編集部

昨日3月15日の注目Newsはこれ

EC業界で今日も頑張るあなたの一日のスタートに。
昨日の注目ニュースを振り返り、日々の変化を要チェック。

昨日はアプリに関するニュース、
ECとリアルの新しい関係性を感じるニュースが3件。

無印、パルコ、ハンズが語る!オムニチャネルの”今”
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8181/

【比較してみた】メルカリ 、ラクマ、フリル 各社の戦略
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8326/

9割以上がサイズの合わない服を購入?【ベルーナ調べ】
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8312/

ECとリアルの垣根を越えてコミュニケーション

 世界規模のアプリ市場データと分析ツールを提供するApp Annie が開催する「DECODE ノンゲーム編」。今回は、アプリを活用したオムニチャネル化をテーマに、株式会社パルコ、株式会社良品計画、株式会社東急ハンズが登壇した。

 登壇各社は、一口にアプリ、オムニチャネルといっても、それぞれ独自の取り組みを展開している。パルコは、スタッフブログを基点としたお客様とのコミュニケーションに力を入れる。良品計画は、リアル店舗に来てもらうためのツールとして、アプリを活用。東急ハンズは、ネットとリアルの区別なく、相互に行き来し合うアプリの使い方が特徴だ。

 ただいずれも、アプリはいつも身近にあるスマホの中にあるもので、PCを経由するよりもリアル店舗との相性が良い。ECとリアルがパイを奪い合うのではなく、可能性を高め合う方向へ、それぞれに方法の違う3社の取り組みは、オムニチャネル化において非常に参考になるものだろう。

 アプリといえば、今アツいのがフリマアプリ。メルカリ、ラクマ、フリルという3大アプリの比較記事をアップしたところ、EC市場での興味関心の高さを伺わせる、大きな反響があった。フリマアプリというのも、フリーマーケットというもともとはリアルでのコミュニケーションをスマホの中に持ってきた存在だ。

 こういった流れを見ていると、アプリというのは、PC越しでは越えにくかった、ECのリアルの垣根をなくす、橋渡しをしてくれるのではないかと思う。EC市場がこれから伸びていくためには、今の市場にとどまらず、より広い場所とつながることが必要なのではないだろうか。

ECとリアルのサービスが近づく

 3月12日は「サ(3)イズ(12)」の日ということをご存知だろうか。この日にちなんで、株式会社ベルーナが発表したのが、「衣類サイズ」にまつわるエピソードに関するアンケート調査結果。そこからは、衣類サイズに関して多くの人が満足のいかないままに妥協している現状が見えてくる。

 特にECにおいては、実物を触れない、試着ができないなど、アパレルECで100%の満足を得るのは難しいと思われてきた。しかし昨今、その弱点を克服するサービスが現れ始めている。たとえば、先日紹介した、写真で自動採寸が可能なサービス(http://bit.ly/1nKSZCP)などがそれだ。

 EC市場に限らないことではあるが「常識」は変化していく。そのスピードが特にECの世界では早いようには思う。今「できない」ことも、解決できる技術やサービスが次々に現れている。かつてあったECとリアルの垣根も、今や行き来自由なものになりつつある。「常識」にとらわれずに常に挑戦を続ける、そんな企業こそがEC市場において長く活躍し続けるのではないだろうか。


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