MMD調べ、国民が最も利用するコーディネートアプリは

ECのミカタ編集部

日々、あなたはファッションコーディネートをするときにどんなアプリを利用しているだろうか。また、そこから実際に服をネットで購入する人はどれくらいいるのだろうか。

WEARが独走!各世代ファッションアプリ利用動向

MMDLabo株式会社(以下、MMDLabo)は、MMDLaboが運営するMMD研究所と株式会社コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、第11弾として「ファッションコーディネートアプリに関する調査」を実施した。

今回は事前調査においてファッションコーディネートアプリを利用したことがあると回答した13歳~49歳の男女820人が調査対象となった。まず、利用したことのあるファッションアプリについて回答が多かったものの上位3サイトは、以下の通りである。

①WEAR(株式会社スタートトゥデイ)・・・28.2%
②iQON(株式会社VASILY)・・・8.3%
③CoordiSnap(GMOインターネット株式会社)・・・7.8%

株式会社スタートトゥデイが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」がダントツで利用者の支持を集めている。ちなみに私もスマートフォンで「WEAR」をダウンロードしているが、毎日オシャレなコーディネートがぞくぞくと更新されている。また、芸能人が「WEAR」を利用していることもあり、憧れの存在の生活の一部を覗いているかのような楽しみがある。

そして実際にこれらコーディネートアプリで閲覧した衣服を買った人は全体の6割を占めている。社会人・専業主婦・学生のカテゴリー別に、服を購入した割合を見てみると、社会人は専業主婦よりも約30%、学生よりも約20%多い。

衣服の購入方法としては、以下の表の通りである。

「直接リンクされていたインターネットサイトから購入したことがある」と「検索したインターネットサイトから購入したことがある」の割合を合計として考察すると、専業主婦以外はネットを利用して衣服を購入していることがわかる。

ECが各世代にとって身近であることが改めて明らかになったデータではないだろうか。収入はあるが忙しくて買い物に行く暇がない社会人が、スマートフォンで手軽にトレンドをチェックし、ネットで洋服を買うことはなんとなく想像できる。

そして上の表は、ユーザーが普段ファッションコーディネートを検索するときに利用するものを調査した表だ。表からスマートフォンのブラウザ・アプリの利用が圧倒的に多いのがわかる。人々の生活にスマートフォンはなくてはならない存在だ。

それは、ファッションコーディネートを検索するときにスマートフォンのブラウザ・アプリを利用する割合において、学生の割合が一番高かったことからも言えることではないだろうか。若年層にまでスマートフォンの普及が及んでいることを考えると、今やどの世代においてもスマートフォンが生活必需品と化しているのだ。

スマートフォンアプリの需要から得るヒント

今回の調査結果からもわかるように、スマートフォンの国民保有率が53.5%(総務省調べ)にまで増加している日本では、各世代のほとんどの人がスマートフォンを利用しており、どこにいても手軽に情報を得ることができる。

ファッション雑誌のように月単位で最新のトレンドを待たなくても、知りたいと思ったそのときに、ネットで毎分更新される情報を手にすることができる時代なのだ。スマートフォン、そしてスマートフォンアプリの進化と共に、ECも進化していかなければならない。

そんな時代の流れと、各世代のEC利用動向を把握することで、ユーザーにとって本当に必要なビジネスを生み出すことができるのではないだろうか。ECの可能性はまだまだ無限大なのだ。


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