unisize 導入支援契約でアパレルECの課題、サイズに挑む

福島 れい

メイキップとAMSが販売代理契約締結

 株式会社メイキップ(以下、メイキップ)は、統合ECフルフィルメントサービス/O2Oソリューションを提供する株式会社AMS(以下、AMS)と販売代理契約を締結したと発表した。これにより、メイキップが提供するサイズレコメンドエンジン「unisize(ユニサイズ)」を導入する際に必要な洋服データの授受やタグの埋設をよりスムーズに導入できるようになる。

 unisizeは、最短1分間の簡単なアンケートに答えるだけで、身体に合ったサイズを推奨してくれるサイズレコメンドエンジンだ。ユーザー一人一人の体形が異なること、ブランドによっても洋服サイズが異なることから、ECサイトで洋服を購入する際にジャストサイズの商品を選ぶのは難しいという課題があった。unisizeは国内外の洋服ブランドを対象とした洋服サイズデータとユーザーの身体情報を基に独自のアルゴリズムを用いて、サイズを推奨してくれるため、ユーザーはまるで試着をしたかのような購入体験をECサイトで味わうことができるようになる。

 またAMSは、大規模ECサイトの要求に応えられるEC支援サービス及びO2Oソリューションを提供する企業だ。基幹システムやEC通販サイトに精通したWEBデザイン・販売戦略チーム、商品登録・商品撮影・カスタマーサポート業務などを組み合わせることで、ECサイトの運営支援を行っている。アパレルECサイトがunisizeを導入する際に必要な洋服データの連携やタグの埋設をAMSが代行することによって、よりスムーズにunisizeを導入できるようにすることが、今回の代理店契約の狙いだ。

 先日、メイキップの代表 柄本さんを取材(https://goo.gl/PabmX5)した際には「将来、ECサイトで買い物をする時、サイズを選ぶというステップがなくなるよう、unisizeをインフラのようにしていきたい。」と語っている。ユーザーがunisizeを利用してジャストサイズの洋服を買うことができるのは、そのアパレルECサイトにunisizeが導入されていてはじめて実現するものだ。現状、購入の際にサイズを選ぶのは当然のこととなっているが、今回、unisizeがより導入しやすくなったことで、サイズを気にせず購入できるアパレルECサイトは益々増えてくることだろう。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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