転職人気ランキング、楽天・Amazon・Yahoo!が上位【「DODA」調べ】

ECのミカタ編集部

楽天・Amazon・ヤフーは何位?

 株式会社インテリジェンス(以下、インテリジェンス)が自社が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」にて転職したい会社を調査し、「DODA転職人気企業ランキング2016」を発表した。なお、調査対象は22~39歳のビジネスパーソン5,163人である。

 2016年の転職人気企業ランキングのトップ20は以下の通りである。

1位  グーグル
2位  トヨタ自動車
3位  ソニー
4位  全日本空輸(ANA)
5位  Apple Japan
6位  楽天
7位  本田技研工業(Honda)
8位  資生堂
9位  パナソニック
10位  電通
11位  オリエンタルランド
12位  リクルートホールディングス
13位  ヤフー
14位  東日本旅客鉄道(JR東日本)
15位  アマゾン ジャパン
16位  日本マイクロソフト
17位  三菱商事
18位  サントリーホールディングス
19位  キーエンス
20位  ソフトバンク

6位の楽天、気になる理由とは。

6位の楽天、気になる理由とは。

 1位 グーグル、2位 トヨタ自動車、3位 ソニーという結果になった。2015年のランキングでは、トヨタ自動車にトップの座を譲ったグーグルだったが、「専門性やスキルを高められそう」「ワーク・ライフ・バランスの実現ができそう」「働く環境・設備がよさそう」といった理由が多く、再び1位に返り咲いた。

 EC業界からは6位に楽天がランクインしており、カフェテリア、託児所、フィットネスクラブなどの施設を充実された新本社への移転が大きな要因だろう。また、ヤフーは13位、アマゾン ジャパンは15位という結果になっている。

 今回の調査で「働きやすい企業かどうか」や「働く環境」を重視する声が多く見られた。そしてランクインしている企業は社員の「働き方」について自ら発信している所が多い。近年、より社員が働きたい環境を整備する取り組みをする企業が増えてきている。いかに、環境を整備して、それを求職者に伝えていくか、それが重要になってくると思う。

 厚生労働省が発表した2016年3月の有効求人倍率は1.30倍である。1991年12月(1.31倍)以来、24年3カ月ぶりの高水準となっており、売り手市場が続いている。EC業界においてもどう人材を獲得していくかが重視されているであろう。楽天・アマゾン ジャパン・ヤフーがランクインしていることから、EC業界への転職ニーズも多いことが伺える。そんな中で業界を代表するような大手3社の「働き方」は参考にできる部分もあるのではないだろうか。

 企業努力をしていくことはもちろん大切だが、どう認知を広げていくかも重要である。ECサイトで独自ドメインをお持ちならば、そのサイトを活用していくこともできるはずだ。また、支援企業のメディアを使い、自社の認知を広げてい方法もある。いずれもどう自社のブランディングを行うかが鍵となり、成功すればいい人材を集め、企業の成長に繋がっていくのではないか。


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