【宅配BOX比較】吊り下げタイプの宅配BOX発売。Amazon「Qual」とエスキュービズム「スマート宅配BOX」と比較

ECのミカタ編集部

集合住宅向け、郵便受けに入らない宅配荷物を不在時でも受け取れる専用ボックス

サンワサプライ株式会社が運営するパソコン周辺機器の通販サイト「サンワダイレクト」は、宅配業者向けの手順案内POPが付属した吊り下げタイプの「宅配ボックス300-DLBOX002」の発売を開始した。
「宅配ボックス300-DLBOX002」は、マンションやアパートなどの玄関横にある窓枠などに簡易固定する宅配ボックス。荷物を入れていない状態の時は、小さく折り畳むことができる。宅配者は、届け先が不在の場合でも、ダイヤル錠・南京錠などの盗難防止策を解除した上で、中にある認印で捺印し、伝票を収納、荷物を届けることができる。
使用時の容量は24リットル(約W300×D200×H650mm)で、耐荷重は6kg。オープン価格は6,980円で、現在は、サンワダイレクト(本店・楽天市場店・Yahoo! ショッピング店・DeNAショッピング店・auショッピングモール店・ポンパレモール店・Amazonマーケットプレイス店)のみの限定販売となっている。宅配荷物だけでなく、クリーニングなどの受け取りにも利用できるとのこと。

利用普及でEC商品の宅配がよりスムーズに

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同様の宅配ボックスとしては、以前、ECのミカタ独自調査記事でも取り上げたアマゾンと株式会社ナスタが開発した次世代ポスト「Qual」がある(http://ecnomikata.com/article/detail.php?id=3344)。こちらのサイズは、W450×D160×H450mmとなる。また昨年は、株式会社エスキュービズム・テクノロジーが、スマートフォンで開閉、履歴管理の行える「スマート宅配BOX」を開発したとのニュースもあった。こちらのサイズは大きめで、W500×D500×H500mmとなる。オーダーサイズでの受付も行っている。
これら新しい宅配ボックスの登場は、通販の普及や一人暮らし世帯増加などを時代背景に、再配達のロスをなくすなど、今後の物流を助けるキーとなる。利用者にとっても、宅配者との入れ違いによる面倒がなくなるなど、メリットが大きい。「宅配ボックス300-DLBOX002」は、設置面やコスト面でもより安価かつ安易で、汎用性の高さでは優位性をもっている。一方「Qual」や「スマート宅配BOX」は、多少ハードルは高いものの専用性に優れているため、ユーザーは使用目的によって使い分けることができるだろう。今後さらに、様々な選択肢が増えてくることが予測される。


文:ECのミカタWEB編集部


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