ZOZOTOWNの「ツケ払い」利用者数100万人突破。重要になるこれからの決済システム

ECのミカタ編集部

 株式会社スタートトゥデイ(本社:千葉県千葉市)が運営する、ファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」の注文から最大2ヶ月後に支払いができる決済サービス「ツケ払い」の利用者数が100万人を突破したと発表。合わせて「ツケ払い」がどのようなユーザーに利用されているのか、「ツケ払いの利用者属性」も公開されている。

 リリース直後から大きな反響を呼んできた「ZOZOTOWN」の「ツケ払い」システム。EC市場でも後払い利用は確実に進んでおり、2020年には5,500億円規模に達すると予測されていたりもする。

 なかでも「ZOZOTOWN」の「ツケ払い」システムは利用率も高く、利用者数が100万人を突破した。そしてこのたび、利用者数100万人突破を記念して、「ツケ払い手数料無料キャンペーン」を実施すると発表。通常、利用手数料が1注文につき324円(税込)の負担が必要だが、キャンペーン中は無料で利用することができるという。

 「ツケ払い」であれば、支払い期限がご注文日から最大2ヶ月後となるため、ユーザーの都合のよいタイミングで買い物を楽しむことができ、また、商品到着後に中身を確認してから代金の支払いができるので、ZOZOTOWNを初めて利用するユーザーにも、より安心して注文してもらえる。

 さらに、支払い方法はコンビニエンスストアまたは銀行振込となるため、クレジットカードの利用に抵抗があるユーザーやクレジットカードを保有していないユーザーもZOZOTOWNを利用しやすくなる。

重要になる「ターゲットに合わせた支払いシステムの構築」

重要になる「ターゲットに合わせた支払いシステムの構築」

 今回、利用者数100万人の利用者属性も合わせて発表されている。「ツケ払い」の利用者数は男女比・年齢分布ともに、ZOZOTOWNのアクティブ会員属性と同様、男女比では女性の利用が多く、年齢分布についても20~30代を中心に幅広い年齢層のユーザーに満遍なく利用されている。

 女性を中心とした若年層がターゲットのECサイト運営者にとっては参考となる数字だろう。冒頭でも述べた通り後払いシステムの需要は今後ますます高まってくる。多くの企業が現在後払いを導入しており、決済システムも多様化した。今や、それぞれのターゲットに合わせた支払いシステムの構築は利用率を押し上げる上で欠かすことのできない「戦略」の一つとなったと言えるだろう。

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