ユーザーは、希望の支払方法が選べなかった時どうする?【マイボイスコム調査】

ECのミカタ編集部

ユーザーは、希望の支払方法が選べなかった時どうする?【マイボイスコム調査】

マイボイスコム株式会社(以下「マイボイスコム」)は、『オンラインショッピングの決済』に関するインターネット調査を実施し、その結果を公表した。

4回目となる『オンラインショッピングの決済』に関する調査

マイボイスコム社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、今回4回目となる『オンラインショッピングの決済』に関するインターネット調査を2017年12月1日~5日に実施し、11,177件の回答を集めた。以下その内容について見ていく。

◆調査概要
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2017年12月01日~12月05日
【回答者数】11,177名
【設問数】 7~9問(テーマによって異なる)
【属性情報】32項目
【調査機関】マイボイスコム株式会社

オンラインショッピングでの支払方法は?

オンラインショッピングでの支払方法は?

直近1年間のオンラインショッピング利用者の支払方法は、「クレジットカード」が86.6%、「コンビニ決済」が16.6%、「インターネットバンキングでの銀行振込・郵便振替」「代金引換」が各1割だった。オンラインショッピング利用回数が多いほど、「クレジットカード」の比率が高くなっている。

また、直近1年間のオンラインショッピング利用回数は、「10~19回」「20回以上」が各20%台でボリュームゾーンとなっている。「10回以上」は5割弱、女性20代では3割強と他の層より低くなっていた

希望の支払方法が選べなかった時にどうする?

希望の支払方法が選べなかった時にどうする?

オンラインショッピング利用時に希望の支払方法が選べなかったことがある人は、ショッピング経験者の5割強で過去調査と比べて減少している。主に『インターネットバンキング』『電子マネー』『携帯キャリア決済』で支払う人でやや高い傾向だ。

希望する方法が選べなかった時の対処法は、「そのサイトでの購入はやめ、他のサイトや店舗で購入したことがある」が25.7%、「そのサイトで、希望とは異なる支払い方法で購入したことがある」「商品の購入自体をやめたことがある」が1~2割となっている。

また、直近1年間のオンラインショッピング利用者に、支払方法を使い分けるかを聞いたところ、「複数の方法を使い分ける」は14.3%、「だいたいいつも決まった支払方法を選ぶ」は81.0%だった。主な利用支払方法別にみると、『クレジットカード』『代金引換』では「だいたいいつも決まった支払方法を選ぶ」の比率が他の層より高く、その他の層では「複数の方法を使い分ける」が3~4割だった

支払方法を決める時の重視ポイントは?

同様に、オンラインショッピング利用者に支払方法決定時の重視点については、「オンライン上で手続きが完結する」(65.6%)が最も多く、「手続きが簡単」「支払い手続きに時間がかからない」が4~5割だった。主な利用支払方法別にみると、『インターネットバンキング』『携帯キャリア決済』では「支払い手続きに時間がかからない」「手続きが簡単」、『ATM・窓口』『コンビニ決済』『代金引換』では「現金で支払える」「商品が届いてから支払える」の比率が高くなっている。

また、今後利用したいオンラインショッピングの支払方法は、「クレジットカード」が77.1%で最も多く、以下「コンビニ決済」「電子マネー」「インターネットバンキングでの銀行振込・郵便振替」が各10%台と続く。「電子マネー」は、直近1年の利用率より上位に位置している。

今回の調査結果からは、当然と言えば当然なのかも知れないが、ECをはじめとしたオンライン決済の利用者は、購入時に多彩な決済方法を選べた方が利便性を感じられることがうかがえる。また、数値は前回より低下しているとはいえ、「希望の決済方法が購入時に選べなかった」とする層が約半数おり、まだまだ決済方法の幅を広げる取組みが必要な余地が大きいことが分かる結果となった。

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