簡単手続きで、米国のエンドユーザーにリーチ! 日本郵便のUGXを活用した米国FBA向けの画期的なサービスが登場

ECのミカタ編集部 [PR]

左:日本郵便株式会社 国際事業部 担当部長・久田 雅嗣氏
右:アラウンド・ザ・ワールド株式会社 代表取締役・永井 あき氏

販路の開拓を検討しているEC事業者に朗報だ。10月1日より、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を使った米国での商品販売を目的とした「UGX Amazon FBA 相乗り配送サービス」が開始された。米国の巨大な消費市場において、販路と売り上げの大幅な拡大が期待できる本サービス。サービス実現の立役者となった日本郵便株式会社 国際事業部の担当部長・久田 雅嗣氏と輸出入商品の販売業務などを担うアラウンド・ザ・ワールド株式会社(以下、ATW) 代表取締役・永井 あき氏に、サービスの概要や今後の展望を聞いた。

米国で商品を販売する際の、物理的、精神的な負担を減らしたかった

米国で商品を販売する際の、物理的、精神的な負担を減らしたかった「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」フロー図

ーーまず、「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」とは、どのようなものですか。

久田氏 簡潔に説明すると、簡単な手続きだけで、アマゾンが提供する「フルフィルメント by Amazon(以下、FBA)」を使って米国で商品を販売できるというサービスです。EC事業者の方に行っていただくのは、商品を最寄りの郵便局からUGXとして日本郵便の「UGX センター」に送るという作業のみ。米国への商品送付などの難しい作業は、すべて専門のスタッフが行うため、初心者の方でも安心して米国アマゾンで商品を販売することができます。

ーー本サービスが生み出された背景には、どのような問題があるのでしょう。

久田氏 通常、FBAを利用して米国で商品を販売する場合、事前に米国のFBA倉庫に商品を送付します。その際、英語で作成された運送状やインボイス(荷物の明細)などの書類が必要になります。米国での商品販売に興味はあるものの、こうした書類の作成に対し、ハードルが高いと感じているEC事業者の方は大勢いらっしゃいます。また、米国に送った商品が税関を通らない、といったトラブルが起きた場合、対処しきれないと考える方も少なくありません。

永井氏 これまでATWでは、米国での商品責任者である“輸入者”として日本からの商品を引き受け、FBA倉庫に荷物を送るという業務を担ってきました。つまり、アメリカ・サンディエゴにあるATWの支店に商品を送っていただければ、EC事業者の方は低リスクで米国アマゾンで商品を販売することができたんですね。けれども、ATWの支店に送る前に、FBA専用のバーコードを商品に貼ったり、通関書類を作成したりといった手間のかかる作業がどうしても発生してしまい、それがEC事業者の方の負担になっていました。

米国は“返品大国”。返品に伴うリスクも回避できる

米国は“返品大国”。返品に伴うリスクも回避できる    日本郵便株式会社 国際事業部 担当部長・久田 雅嗣氏

ーーこうした問題は、本サービスを利用することで解消されるのでしょうか?

久田氏 そうですね。FBA専用のバーコードを貼る作業や梱包作業、インボイスをはじめとする必要書類の作成といった複雑で面倒な作業は、すべて省かれます。時間や人手が不足している事業者はもちろん、英語力に自信がない方や通関などでのトラブルが心配な方にも、安心して利用していただけるサービスです。

永井氏 また、米国アマゾンで販売した商品が返品された場合、アマゾンでは返品商品を受けつけることができないため、やむなく商品が破棄されてしまうケースが多々ありました。そのようなケースを回避するために、以前からATWでは、FBA倉庫から返品扱いとなった商品を出品者に代わって米国内で引き取った後、米国アマゾンでの再販、荷受け後の破棄及び保管、日本への転送サービス等を行ってきました。「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」の利用者も、このサービスの対象者となります。つまり、本サービスの利用者は、返品に伴うリスクから解放されるということです。

これまでは難しかった、食品や化粧品の販売も簡単に

ーー本サービスは、国際宅配サービス「UGX」を利用したものですが、どのようなメリットがあるのでしょう?

久田氏 UGXは、関税の元払いに対応していること、そしてEMS等では送ることのできないオーバーサイズの大きさや重量にも対応していることが特徴です。つまり、UGXを利用することで、例えば車のバンパーや長さ2メートルほどの釣竿なども、米国に送ることができます。また、複数の事業所の荷物をまとめて海外に発送するという輸送システムを取り入れているため、事業者の方が負担する配送料金がとても安くなります。

ーー幅広い商品を、低コストで売ることができますね。

永井氏 日本製の化粧品やチョコレートをはじめとする食品、体温計などの医療品は、とても良質なことから米国でも人気ですが、FDA(アメリカ食品医薬品局)で規制されてしまうケースが頻発していました。今年8月からATWでは、施設登録が完了しまして、こうした商品を出荷の都度、FDAに登録するサービスを始めましたが、「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」の利用者も、このサービスを受けることができます。これまではなかなか米国で販売できなかった化粧品や食品なども、商品として扱えるようになります。またFDA事前通知申請代行サービスも行なっておりますので皆様には、取り扱い商品の裾野を広げられるようにお役に立てればと思っております。

合言葉は、「地域の郵便局から、海の向こうへ!」

合言葉は、「地域の郵便局から、海の向こうへ!」    アラウンド・ザ・ワールド株式会社 代表取締役・永井 あき氏

ーー今後の展望について、お聞かせください。

永井氏 越境EC市場に参入していただくことで、簡単に、日本だけでなく米国にも顧客を持つことができます。利益の拡大は十分に期待できますが、その反面、実際に商品を手に取れないというECサイトの弱みが、売り上げアップにブレーキをかけるかもしれません。そこで、米国アマゾンに出品するだけでなく、米国の展示会に出店したり実店舗に商品を置いたりすることで、販売をより強化するサポートも行っています。すでに「コンシェルジュサービス」なるものを設け、米国の展示会での出店をサポートする事業を始めているのですが、こちらもさらに広めていきたいですね。

ーー最後に、読者へのメッセージをお願いします。

久田氏 「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス」をきっかけに、海外の市場にもぜひ目を向けていただきたいと思います。全国に国際担当の営業マンがおりますので、お近くの郵便局へお気軽にご連絡ください。

永井氏 「いい商品を生産しているのに、思うように売れない」と悩んでいる方が、地方を中心に多くいらっしゃる印象があります。私たちが力になりますので、一緒に日本製品の魅力を世界へと発信しましょう!

「地域の郵便局から、海の向こうへ!」。これが、私たちの合言葉です。


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