PCI DSSにも対応、クラウド型ECシステムebisumart

福島 れい [PR]

 売上アップや利便性向上を考えると、ECサイトに実装したい機能やアイデアが思い浮かんでくるのではないだろうか。それらを思い通りに実装したECサイトを構築できるのがECパッケージの魅力だ。しかし、変化の速いEC業界では、ECサイトもアップデートが必須。買い切りのECパッケージではアップデートにかかる費用が負担になりがちだ。そこで今回は、自由度の高いカスタマイズが可能で、標準機能が定期的にアップデートされる、クラウド型ECシステム「ebisumart(えびすマート)」を取材した。ECパッケージとASPカートの良いとこどりをしたようなebisumartの魅力を株式会社インターファクトリー 取締役 三石 祐輔氏に伺った。

高い拡張性、思い通りのサイト構築を実現

 売上アップや、顧客満足度の向上を考えると、EC運営に必要な基本機能より一歩進んだ、個性的な機能や、自社に最適化された利便性の高いシステムが必要になってくる。各社の個性を発揮し、最適化されている以上、画一的な機能だけを用いることはできず、カスタマイズが必要であることは言うまでもないだろう。

 三石さんによれば、最近特にカスタマイズの要望が増えているのは、オムニチャネル対応だという。「文房具専門店の伊東屋では、実店舗の伊東屋で展開していた、独自ポイントシステム”メルシーポイント”とその会員情報を、EC基盤に接続することで、実店舗とオンラインストアをシームレスにつなぐ、新たな購入体験を実現しました。実店舗で商品を見ながら、スマホ上で会員認証とEC決済を行うことで、レジに並ばずに購入できるようになった他、希望に応じて配送で届けるという、実店舗とECの良いところどりができるようになったのです。」

 オムニチャネル展開に限らず、独自性の高いサービス展開を行うには、当然、基盤となるデータ管理環境やECシステムなどにもオリジナリティが求められる。フルカスタマイズ可能で拡張性の高いebisumartの良さが発揮された事例といえるだろう。

週に1度のアップデート、オリジナルサイトが常に最新の状態に

週に1度のアップデート、オリジナルサイトが常に最新の状態に

 サイト構築段階で様々なカスタマイズを施し、希望に沿ったサイトが出来上がると満足しがちだが、EC業界は、日々目覚ましい変化を続けていることを忘れてはいけない。実際に、6~7年前にオリジナルサイトを構築したものの、スマホ対応が追い付かずに苦戦しているEC事業者も少なくないと聞く。オリジナルサイトであっても、時代の変化に柔軟に対応し続けなければ、せっかく高額の費用をかけたシステムも陳腐化してしまうのだ。

 ここで注目したいのは、ebisumartがクラウドECシステムの形をとっていること。クラウド型をとることで、ebisumartの技術者がシステムを更新し、時流に合わせた機能がアップデートされる。

 例えば、経済産業省が発表した、「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画」について、すべてのEC事業者は、クレジットカード情報保護に関する国際基準である「PCI DSSに準拠する」か、「クレジットカード番号を非通過にする」か、いずれかの対応が求められている。

 この通達に対し、ebisumartは2017年上期に、PCI DSSに準拠することを発表した。ebisumartはクラウドECプラットフォームのため、ebisumartを利用するEC事業者は、特別な対応をとらなくても経済産業省からの要請をクリアできる。通常、PCI DSSは、初期費用だけで数千万円かかると言われておりリソースもコストもかかる。

 PCI DSSという対応策の他に、決済代行会社が提供する「リンク型」もしくは「トークン型」の決済を導入するという手段もある。しかし、決済の段階で決済代行会社のサイトへ遷移させる「リンク型」では、離脱が発生しやすく、またカード番号をトークンに置き換える「トークン型」に対応している決済代行会社は少ないのが現状で、ebisumartが自動的にアップデートしてくれるメリットは非常に大きいのだ。

 こうしたアップデートは週に一度、過去1年間に161回も行われているというのだから驚きだ。カスタマイズできるだけでなく、最新のシステムを維持できる。ebisumartはECパッケージとASPカートのメリットを併せ持った利便性の高いサービスなのだ。

 ebisumartを利用するECサイトの多くは、現状抱えている課題や悩みを解決できると知り、乗り換えてくる場合が多いのだという。「こんなECサイトを作りたい。」という思いを形にし、その後も常に最新の環境を維持できるebisumart。三石さんは「保守管理を勝手にやってくれる分譲住宅、例えるなら未来型マンションのようなものでしょうか。」と説明する。

 ebisumartで構築したECサイトの運用にあたっては、基盤となる機能のアップデートを心配したり、余計なコストをかけることなく、売上アップに必要な施策に注力することができる。日々変わりゆくEC業界で勝ち抜くには心強い存在となることだろう。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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