「KARTE」がFacebookメッセンジャーに対応!

ECのミカタ編集部

KARTE Facebookメッセンジャー 対応

 株式会社プレイドは、同社が提供するウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」が新たにFacebookメッセンジャーに対応し、ウェブサイトの訪問者とのコミュニケーション手段として活用可能になったことを発表した。

KARTE TALKにFacebookメッセンジャーが対応

 「KARTE」は、ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化することができ、個々の来訪者にあわせたメッセージ配信などを可能にするウェブ接客サービスだ。

 2016年3月にコミュニケーション手段を拡充する「KARTE TALK」を発表し、ウェブサイト上に表示するポップアップメッセージに加え、チャット、LINE、SMS、メール、Facebookのお知らせ通知、ブラウザ通知、スマホ通知などの幅広い接客が可能となっていたが、これにFacebookメッセンジャーが新たに加わるというということだ。

Facebookメッセンジャー対応の利点と流れ

 Facebook社の発表によると、月間のFacebookメッセンジャーの利用者数は、世界で10億人に達していて、主要なコミュニケーション手段の1つとなっている。

 そして、今年開催されたFacebookの開発者カンファレンス「F8」にて発表された新機能「Messenger プラットフォーム」の新機能により、メッセージの送受信を行うためのAPIが解放され、サイト上でFacebookメッセンジャーによるメッセージ受付が可能になったほか、サービスを通じたメッセージ送信や定期的な情報提供、メッセージへの自動応答が可能となった。

 だが、本来ウェブサイトがFacebookメッセンジャーに対応するためには、個別の開発が必要になる。そこで、今回「KARTE」がこの機能に対応し、ウェブサイトに変更を加えることなく「Facebookメッセンジャー」による送受信ができるようになったのである。

 また、Facebookメッセンジャーのやり取りは全てKARTE上で行うことが可能なので、返信のためにFacebookのウェブサイトなどを立ち上げる必要がない。もちろん、KARTE TALKに対応している他のコミュニケーションツールと一元管理することができるので、これまでの接客履歴を元に、最適なツールで継続したコミュニケーションができるのだ。さらに、サイト上でのチャットによる会話の続きをFacebookメッセンジャーで受け取ることも可能となっている。

 では、コミュニケーションの流れはどのようになっているのか。まず、上画像左のように、メッセージ受付用のボタンがウェブサイト上に表示される。ユーザーがFacebookにログインしてブラウザを閲覧している場合、アイコンが表示され、ここに直接メッセージを入力してもらうことができます。

 また、もしもユーザーがFacebookに未ログインの場合は、上画像中のように、ログイン画面が、ログイン済みであれば確認画面が表示される。このステップを経ることにより、企業がユーザーにメッセージを送信することが可能となる。

 そして、上画像右のように、最初のメッセージとして、挨拶文がユーザーへ自動送信され、これによりコミュニケーションがはじまる。このような自然な流れは「KARTE」だからこそ作り出せるといえるだろう。

 現在日本で使用率が1番の「LINE」に続き、2番手で年々利用者が増加している「Facebookメッセンジャー」に対応したことで、KARTEは日本で使用されている主要なコミュニケーションツールをほぼカバーした。今やECサイトにおける接客は重要になっているが、今回の対応により”リアルタイムに接客を可視化し、最適な接客をする”というKARTEが目指すウェブ接客はさらなる進化を遂げたのである。豊富な選択肢の中から最適な接客をすることで、ユーザーの満足度やCVRは確実に向上するので、ぜひ導入を検討してみてはいかがだろうか。


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