Amazon出品者も注目。ポイント還元率が2.5%へ

ECのミカタ編集部

 Amazon.co.jp (以下、Amazon) は、10月27日(木)からAmazon Mastercardのポイント還元率を変更した。これにより、ECサイトはどのようなことが期待出来るのだろうか。

Amazon Mastercardで顧客の買い物を促進

 Amazon Mastercardは、年会費が初年度無料、そして年1回以上の利用で翌年も無料で利用できる「Amazon Mastercardクラシック」と、年会費10,800円(税込)で利用できる「Amazon Mastercardゴールド」の2種類となっている。

 今回、Amazonプライム会員がAmazonで買い物をした場合のAmazon Mastercardのポイント還元率が変更される。以下の図を見て欲しい。

Amazon Mastercardのサービス概要(2016年10月27日以降)

 オレンジの部分が、今回変更されるAmazonプライム会員を対象としたポイントの還元率となる。まず「Amazon Mastercardクラシック」からみると、今まで1.5%だったAmazonポイントの還元率が2.0%へと変更になった。そして「Amazon Mastercardゴールド」に関しては、2.0%から2.5%へと変更されている。

 今回の変更により、Amazonプライム会員がよりお得な買い物を楽しめることはもちろん、このようなサービスの充実により、AmazonはまだAmazonプライム会員になっていない顧客をAmazonプライム会員として獲得できる可能性が高まる。

 また、Amazon Mastercardの所持率も上がるのではないだろうか。すると、必然的にAmazonで買い物をする顧客が増えるため、Amazonに出品しているECサイトの売上向上も期待できるはずだ。だからこそ、ECサイトは新規の顧客に対してどのようなアプローチを仕掛けるか、この機会に戦略を練る必要がある。

 顧客に最高のサービスを提供しながらも、しっかりとECサイトの商品が売れやすい環境を整えているAmazon。こうしたポイントを使った顧客獲得の戦略は、楽天株式会社「楽天市場」やヤフー株式会社「Yahoo!ショッピング」でも積極的に行われてきたが、今回のAmazonの取り組みについて、顧客からはどのような反応が得られるのだろうか。


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