メルカリ、CtoC初のJCB決済!3ブランドの取扱開始

ECのミカタ編集部

 ECの決済手段は、今、ユーザーのニーズに合わせて多様化している。その流れはCtoC市場でも同様のようで、フリマアプリとして人気が高い「メルカリ」でも、11月16日、新たな決済手段の追加が発表された。

ECで需要が高い決済手段はクレジットカード

ECで需要が高い決済手段はクレジットカード

 株式会社ジャストシステムが実施した「ネットショッピング実態調査【支払い/送料編】によると、ECサイトでの決済手段は、「クレジットカード」(73.9%)が利用されることが最も多く、次いで「コンビニ支払い」(5.3%)、「プリペイドカード(Amazonギフト券など)」(5.1%)」が続いた。

 この結果を見ると、ECでの決済はクレジットカードの利用が圧倒的に多く、さらに年代・性別でみると、クレジットカードの利用が多いのは50代男性と30代女性で、逆に利用が少ないのは男女とも20代だ。クレジットカード利用率が低い若い年代では、代金引換やコンビニ支払いを好む傾向があった。

望む決済手段を選べない場合の対応は?

メルカリ、JCB/Diners Club/Discover 決済を追加

 上記の調査で見られた、ECでの決済手段はクレジットカードが好まれるという傾向は、BtoCのみならずCtoC市場でも同様なのだろうか。今回、株式会社メルカリが運営するフリマアプリ「メルカリ」において、新たにクレジットカードの国際ブランドの取り扱いが開始された。追加されたブランドは「JCB(ジェーシービー)」「Diners Club(ダイナースクラブ)」「Discover(ディスカバー)」の3ブランドだ。

 「メルカリ」では以前より「Visa」「MasterCard」のクレジットカード決済が利用できたが、今回の追加で5種類の国際ブランドのクレジトカード決済が利用可能となった。特に、JCBカード決済利用は、CtoC業界では初となる。

 現代では約4人に1人がフリマアプリを利用しているとのデータもあり、その中でも「メルカリ」は圧倒的な人気がある。その大きな理由として「利便性が高いこと」が挙げられる。2013年のサービス開始から、ユーザーニーズを反映した新たなサービスを様々に展開して市場を引っ張っている。

 例えば、出品・配送にかかる手間を削減する「らくらくメルカリ便」や、アプリだけでなくWebサイトからの出品も可能になるなど、ユーザーが利用しやすい環境を常に追求する姿勢が表れている。今回のクレジットカードの追加も同様だろう。

 フリマアプリ市場でいうと、最近は「フリル」の販売手数料無料化など大きな動きが続いているが、「メルカリ」もやはり新たな動きを見せてきた。これまでは配送サービスの進化が続いてきたフリマアプリだが、今後は決済面のサービスもさらに進んでいくのかもしれない。


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