キタムラが導入 高速サイト内検索エンジンがASPに

福島 れい

 独自の技術を活かした検索エンジンを提供するフォルシア株式会社(以下、フォルシア)は、今回新たにASP型商品検索エンジン「Vivace®(ビバーチェ)」を開発し、サービスの提供を開始したと発表した。提供開始と時期を同じくして株式会社キタムラが運営する「キタムラネットショップ」に新規導入され、ユーザーはより素早く欲しい商品へたどり着くことができるようになっている。

 フォルシアは創業当初から、独自の検索技術を用い、キーワード検索では探し切れないような条件・組み合わせによる検索ができる情報検索プラットフォームを提供してきた。特にカスタマイズ型の情報検索「Spook(スプーク)」は大手旅行会社をはじめとする大量のデータを保有するECサイトに導入され、高い評価を得ている。

 一方の「Vivace®(ビバーチェ)」は、フォルシアが持つ高い検索技術をより手軽に、幅広い企業が導入できるようASP型での提供となっている。ASPサービスとすることで、導入にかかる作業や費用を抑え、導入しやすくするのが狙いだ。

Vivaceの特徴は以下の4点。
・検索スピードが高速
100万点を超える商品の複雑な属性検索でも10ミリ秒レベルのレスポンスを実現
・ノウハウを集約した標準機能群
データ取込から画面表示に至るまで、豊富な実績を活かした数多くの機能群を標準装備
・ASP型のメリットと柔軟性を両立
ASPサービスならではの導入のしやすさに加え、管理画面による独自のカスタマイズも可能
・高度なキーワード検索機能群を用意
「もしかして」検索、重み付け設定など、各種ニーズに応える高度なキーワード検索機能を提供

 Vivaceを新規導入した株式会社キタムラ 執行役員兼EC事業部長 柳沢氏は「お客さまから寄せられるご要望を叶え、専門店としての独自性を確立するため、高性能なキーワード検索、高速検索と様々な属性から商品を検索できる検索エンジンの導入が急務でした。フォルシアさんの検索における豊富な実績をお聞きして、ASP型サービスであっても任せられると確信し、お願いしました。」とコメント。

 キタムラのように品数が多く、より専門性の高いECサイトにおいては、ほしい商品にたどり着くのが困難だ。品揃えが豊富だからこそ、検索結果の精度を高めることは有効であり、高性能でありながら導入しやすいVivaceは効果的なツールとなるだろう。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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