洋服購入、女性の約3割が「インターネット通販」利用【アイブリッジ調べ】

ECのミカタ編集部

アイブリッジ株式会社が展開するインターネットリサーチサービス「リサーチ」では、約160万人の自社モニター会員を活用し、20~59歳の男女800名を対象に「ファッションに関する調査」を実施した。

男女共に「Webサイト」で洋服の情報を収集

男女共に「Webサイト」で洋服の情報を収集以下の内、あなたが服を購入することが多い場所を全てお選びください。(複数回答)

 調査結果によると、洋服を購入することが多い場所に関して、「ショッピングモール」の回答が男性(38.5%)、女性(53.3%)共に最も多かった。さらに、「インターネット通販」では、女性は29.5%と2番目に多く、男性(17.8%)と比べて利用者が多いことが判明した。また、男性は「洋服を自分で買わない」(26.5%)の回答が2番目に多い結果となっており、男性の4分の1が洋服を自分で買わないようだ。

あなたがファッション情報を入手するときに利用するツールを全てお選びください。(複数回答)

 洋服を購入する際のインターネット利用状況は、女性の約7割が情報収集を含め、何らかの形でインターネットを活用していた。特に情報収集のツールである「Webサイト」の割合が、男女共に「雑誌」を上回った。

 しかし、男性は「雑誌」と回答した人が6.8%と少なかったものの、女性は19.8%と約2割が雑誌をまだ情報源にしていることが明らかとなった。ファッションの情報を取得した後の行動に関して、「実物を見に行く」の回答が女性で約5割(47.3%)と、男性(28.3%)よりも割合が高かった。

アパレルECの様々な施策がEC利用を増やす

 今回の調査で女性の「インターネット通販」の利用が高まっていることが分かる。それは、やはり、アパレルECサイトの様々な施策が関係しているのだろうか。

 例えば、ZOZOTOWNの「ツケ払い 」。これは「後払い決済サービス」であり、支払期限が注文日から最大2か月後になることが特徴だ。さらに、「後払い決済サービス」ではクレジットカード情報が不要であることから、オンラインでのクレジットカードの利用に抵抗があるユーザーやクレジットカードを保有していない若年層にとっても利用しやすい。

 ECサイトで自分が気に入る洋服が見つかれば、「購入したい」という気持ちが大きくなるが、金額の問題などから購買行動に繋がらない場合が多い。それがZOZOTOWNの「ツケ払い」ならば、ユーザーは我慢することなく、また、ECサイトでもユーザーを見逃すことが無くなるだろう。

 さらに、ECサイトで洋服を購入する際の問題「サイズ」。この問題に対しても、積極的に取り組むECサイトが多く、サイズの種類を豊富にしたり、手持ちの洋服とECサイトの洋服をイラストで重ねてサイズを細かく確認することができたりと様々な施策を実践している。洋服を購入する際、インターネット通販が利用されているのは、こういうアパレルにおける、買いやすい環境が整いつつあることも一因にあるのかもしれない。

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